おはようございます、MAYAです。以前私が断捨離を実行したのをきっかけに、母も荷物の整理を始めた話を書きましたが、ふと思い返してみると、他にも変化がでていました。
コンサートに一人で行くようになったのです。
昔からたまに、観てみたい演歌歌手が地元のホールに来ると、出かけていく事がありましたが、必ず誰か友達を誘っていました。その友達もそれが観たくて行くのならいいのですが、大抵がお付き合いです。
そうすると、行き帰りやコンサート会場で、ちょっとした気持ちのすれ違いというか、小さなストレスが起きることがあります。そして帰ってくると、私にちょっと愚痴る。
愚痴を聞くのはいいのですが、基本一人行動の私からすると「観たいなら一人で気を遣わずに行けばいいのに」と思っていたのです(もちろん友人と行く楽しさもわかります)。
母は自分で車も乗れますし、電車も乗れます。駅まで車で行って、電車で数駅の市のホールを往復する位、なんてことないはずなのですが、どうも一人では行かない。まぁひとりご飯が苦手な人もいるし、母も一人で行くのが苦手なのかもな。なんて思っていました。
ソロデビュー
そんなある日、この公演のチケット手配できる?とチラシを1枚渡されました。
いいけど何枚?と聞くと、1枚。一人で行くから。
なんと、母が一人コンサートデビューしようとしていたのです。
○ちゃん誘おうかとも思ったけど、一人で行ってみようと思って。
ついにこの日が!
そうとなれば全面バックアップです。なるべく観やすくていい席のチケットを手配。
当日の移動に関しても電車の時間を調べ(母は携帯電話を持っていない)、所要時間なども伝え、チャージしたSuicaを渡して送り出しましたが、やはり気になりました。
次からはまた二人で行くっていうのかな…
そして帰ってきた母。
すっごく楽しかったー!
母、大満足でした。隣の席に座った人と楽しく会話したり、気を使わずに自分のペースで動ける事の楽しさを実感したようです。
しかも一人デビューしたコンサートが内容が良かったらしく、隣の市のホールにもリピート(そちらも一人)。無事ソロデビューです。
体験で壁を壊す
それからというもの、コンサートは基本一人で出かけています。
母世代は私達以上に「こうあらねばならぬ」が強い世代の印象です。かなり、がんじがらめ。
その強靭な壁に、断捨離が小さいヒビを入れ、そこから風が入り込み始めた印象を受けます。
歳を重ねると頑なになり、子供の意見を聞かない。確かにそういう部分もありますが、その世代にも北風と太陽作戦と言いますか、体験(太陽)してもらうというのはすごく効果があるんだなと実感しています。
断捨離によって「物を捨ててもいい」という法律を得て母親の思考が変わったように、「一人でコンサートに行くなんて」が「一人で行きたいなら行けばいい」になったのかもしれません。
母を変えたくて断捨離した訳ではありませんが、何がどう繋がるか分からないものですね。
本日もお付き合い有難うございました。
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何歳からでも遅くない
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