フラミンゴの庭 MAYAです。
最近、もっと貯金残高が増えていいはずなのにどうにも残高が増えないことに心がザワつきはじめたので、ずいぶん前から話題のづんの家計簿を真似てノートに家計簿をつけてみることにした。
づんの家計簿?という方に簡単に説明すると、食費・美容費とジャンル分けせずにひたすらレシートの買ったものと金額を書いていくスタイルの家計簿である。
とはいっても始めたの昨日からなので数か月経ってこんなに貯金できたよ!みたいな結果はお知らせできないのだが、たった1日(今月のわかる範囲の支出は書き出してみた)ノートに書きだしてみただけで、これは良いかもしれないと思ったので記しておく。私にとって何が良かったかはこれだ。
- 転記したらレシートが捨てられる
- 何にいくら使ってるかが可視化される
- 書き出すのは苦しいが(こんなに使ってるのか…という苦悩)楽しくもある
- 字を書く練習になる
- 頭の中から余計な思考が消える
記事内のリンクは最後にまとめて貼ってあります。
ざっくり家計簿はやっていた
そもそも全く家計簿的なものをやっていなかった訳ではなく、毎月固定費として出ていく金額や複数年単位で出ていくお金(車検代、眼鏡の買い替えなど)は計算済で、毎月その金額をそれぞれに割り振って予算組みできていた。
…はずだったのだが、予算組みが甘かったのだよ!
みなさんも経験あると思うのだが、電気代、通信費、食費みたいな変動費も大体毎月使う額が決まってくるから予算組みで問題ないのだがジャンル分けが難しくてとりあえず見なかったことにしちゃうものとか、突発的に発生した費用・それも何十万ではなく数百円~数千円のなんとなく他の科目で吸収して計算しちゃえばいっか、みたいなチワワサイズのやつを野放しにしていたらシベリアンハスキー5匹になってたよ、みたいな話だ。
直近で言うとトイレのリフォームを今年の春行ったのだが(ほぼ古民家の我が家の和式トイレを総ヒノキの洋式トイレにしたので、それもおいおい記事にしたいと思っている)最近になって追加で購入したTOTOの音姫(約1万)はどこに割り振るんだって話だ。トイレのリフォーム費用はとっくに清算済だし、トイレットペーパーみたいな日用品とも違う。1万円だしな…特別費?家電代?えーどうしよう。こういうチワワだ。
↓もう少し安いやつも検討したのだが、リフォームで諸々TOTO製品を購入してみてやっぱりTOTOはTOTOだな!(餅は餅屋の意味)と思っていたのでこちらもTOTOにしてみた。満足しておる。
初期投資にお金をかけない
よーっしゃやるぜ!まずはづんさんの家計簿を買うところからねー、ぽちぽち…BUY!(はいチワワ2匹)ということは私はしない。
形から入って続けられればいいのだが、この手のものは95%負け戦の可能性が高いので初期投資は最低限でいく。誤解しないでほしいのだが形から入ることを否定している訳ではなく(それでうまくいく人もいるし)これまでの人生でさんざん形から入って散財しつくしてきた経験からの自分への戒めである。
そして私が唯一購入した品は、キャンパス方眼ノート(A5)一冊231円である。ノートはキャンパスに120%の信頼を置いており毎年使っている手帳もここ数年キャンパスだ(ペンは偏愛しているフリクションボールスリム0.38 もう君以外愛せない)
レシートから解放
まだ始めて2日目だが、とにかくノートに転記さえしてしまえばレシートを捨ててしまえるというのが想像以上に自分にとって快適だった。もともとスプレッドシートで費目管理している項目があるので、それに該当する費目の買い物をした場合はスマホからポチポチデータを打ち込むのだが、そうそう打ち込む気にならない訳ですよ。
帰ってきてレシートは一旦全部出すんだけど、あー転記めんどうだなーと思ってテーブルに置いてそのまま数日…なんてのはざら。そのうちそのレシートが邪魔になってきて、あー転記してないけど捨てちゃえ!と捨てたり。そりゃ支出管理できんわな。
でもノートがあれば、仮にその日転記しなかったとしてもいったんノートにレシート挟んでおいて数日以内に転記すればいいじゃない?(それをスプレッドシートに転記するかどうかは今後の運用を考え中だが)
整理整頓は心も頭も整える
ちょっと話がそれるのだが、人というのは自分で意識していないつもりでも目に入った情報からものすごく影響を受けるらしいのですよ。
私も経験あるのですが、例えばリラックスタイムにネットフリックス見てるとき、視界の中に片さなきゃいけない郵便物やクリーニングに出さないといけないコートが目に入ると、頭の中で「あークリーニング出しにいかなきゃなーもう1か月もあのままだよ。あの郵便も保管しなきゃいけないものが入ってるから分別して必要な書類だけファイリングしなきゃ」みたいなのがずーっと頭の中でぐるぐるする。
部屋が片付いていると心穏やかになるというのはこういうのも理由の一つであって、目に入る情報が片付いたきれいな部屋であればそういう雑多なノイズみたいなものが頭や心の中を駆け回ることがないのである。
京都の手入れの行き届いた庭園を見ていて余計なノイズが思い浮かばないのはそういうことであろう。ちなみにこれ↓はリッツカールトン日光に行った際に立ち寄った旧英国大使館別荘から眺める中禅寺湖なのだが、ノイズなんて微塵もなく穏やかさしかない。
字の練習になる
そしてこれも効果を感じている。以前こんな記事を書いたことがあったが本当に字を書かなくなっている昨今、どんどん字が下手になりません?漢字が書けなくなるだけでなく、字の筋トレをしないと字自体が汚くなってゆくのですよ(もともとの字の綺麗さとかはあるけども)
手書きの日記とかつけていれば違うのだろうがそういったものを私はつけていないので、意識して字を書くことをしないと字の筋トレ&字の練習ができないのである。
その点、このノートに書きだす作業で字を書く・字の筋トレ・字の練習の3つがいっぺんにできてしまう。ついでにやたら数字も書くから数字も綺麗に書けるようになる。
何かを書く作業が猛烈嫌い!という人にはハナから向かない方式の家計簿だが、字を書くのは別に嫌いじゃないし、なんなら学生時代ノートを綺麗にまとめるのが楽しかったとかノートは適当だったけど友達とやりとりするルーズリーフの手紙(時代が出るね)に命かけてた人とか、意外とやったらはまるかもよ。私は旅行の計画とかちまちまノートに書きだすタイプなので、こういうの好きである。
今後の生活のダウンサイジング
そもそも支出の見直しをしようと思ったきっかけが、生活費を小さくしていこうと思ったからである。先日のJALに応援課金して行った香港旅行とかそういった娯楽は別として、普通に毎月生活していくのに必要なお金を小さくしたいと思ったのである。
そんなの誰だってそうよ!でも電気代もガス代もあがってるし!というお声もあるであろう、もちろん我が家だってそうである。でも今年48歳になる私はそろそろ晩年も踏まえて長期戦で計画していきたいのである(頼れる子供がいる訳でもないし自分でがんばらねばならん)
もうさ、頑張って年収あげて毎月使える額を大きくしていくという考えは捨てて、毎月使う額を小さくして稼がないといけない金額を小さくする、というステージにだんだん入りたいのです。
今は週5フルタイムの派遣で働いているけど本当なら週4がいい。そうすると収入も減る。今の生活水準のままでは給料が下がったらやっていけない。
じゃぁ毎月・毎年いくら必要なの?必要と思ってる中に過剰に払ってるお金ないの?
そう思って家計をチェックしていたら「知らない間に溶けているお金」が結構大きくなっており、このままじゃいかーん!と思ってづんさんの家計簿までたどり着いた次第である。
仙人のような生活をしてお金を貯めたい訳ではないけど、本当に使いたいものには使い、どうでもいいものに使っているお金は今後使いたくない。それには何に自分がお金を使っているか知らねばらならぬ。臭いものにふたをしてみないふりしていた小さいお金に気づくきっかけになりそうな予感がしている今日このごろである。
ほんと、お金って小さいものの積み重ねなんですよね。
1万円札を崩すとあっという間に何につかったかわからないうちになくなるとか、カードの請求額にびっくりしてこんなに使ってない!と思ってみたら小さい明細の積み重ねでその金額になってたりとか。
100円の積み重ねで千円になり、千円の積み重ねで1万円になり、1万円の積み重ねで10万円になる。なので退職金とかでボーンと数百万、数千万はいっても調子にのって5万位いいやーとか思って使ってると本当にすぐになくなります(経験者は語る)
とりあえず、方眼ノート片手に将来に向けてビシーっと家計把握する次第であります!とりあえず今月の赤字は確定だ!
では、よい週末を。
その後効果を感じておる↓
もう君以外愛せないといえばキンキだ
昔から方眼ノートが大好物
↓今回の記事に出てきた過去記事