フラミンゴの庭 MAYAです。
また、づんの家計簿の話。6月中旬に始めて現在8月中旬、ほぼ丸々2カ月経過したのだがめちゃくちゃハマっており、効果もでている。
どんな効果かというとこんな感じである。
- 無駄遣いに気付く(状況認識)
- 出費ペースがつかめる(地点確認)
- お金への不安が少し柔らぐ(把握)
- 適正家計にしたくなる(気持ちの変化)
これらについて今日は書いてゆく。
記事内のリンクは最後にまとめて貼ってあります。
出費をコントロールする(状況・地点確認)
上記1.2がこれに該当すると思うのだが、毎日買ったもの一つ一つ書き出すことで、浪費で購入したものが嫌でも目に付く。
具体的に書くと、猛烈に飲みたくなったスタバのラテは適正食費だけど、別に特別飲みたい訳じゃないけどいつもなんとなく買ってるからランチ後に買うスタバのラテは浪費である。どう?心当たりありません?惰性ってやつですよ。
これは別にお高いスタバでなくてもコンビニのコーヒーであっても同じことである。
以前何かのコンビニ戦略の記事で見た気がするが、コーヒーというのは習慣化しやすく特別身体が欲していなくても習慣で買ってしまいやすい。しかもそれが120円位で美味しいコンビニコーヒーなんて「ま、120円だからいっか」の典型的な例である!そしてこういうのが、づんの家計簿をつけていると可視化されて反省材料となるのである。
今は口座と連携してマネーフォワードで自動計算している人も多いと思うが、こういう点に気づける点で手書きのづんの家計簿は効果的だと思う。どういうことかというと、デジタル集計だと一番細かい明細でこんな感じであろう(デジタル系は無料で少しかじっただけなので、詳細確認できるようだったらすまん)
セブンイレブン 240円
それがづんの家計簿だとこうなる。
セブンイレブン アイスコーヒーR120円、アメリカンドッグ120円
だから?って思うかもしれないが、これが日々積み重なっていくのを見ると心への響き方が違う。1カ月経過でも書いているがコーヒー買いに行っただけなのにレジ脇フードのついで買いが多い自分に気付いたり、そもそもコーヒー飲みたくなくても習慣で買ってないか?みたいなことに気づくのだ。ダイエットでも節約でも、大事なのは気づきである。
そして地点確認というのは、今月の支出具合が青信号なのか黄色信号なのかが分かる、ということである。
複数月、づんの家計簿をつけていると過去月の同日の使用金額がはっきりわかる。もし先月と同じような金額だった場合こういうことに気づく。
先月月末かっつかつだったからこのペースで行ったら同じことになる!と(黄色信号)
だが、仮に同じような金額だったとしてもこういうケースもある。
今月は前半で毎月の出費の大きいもの(ガソリン満タンにするとか、1カ月分のお酒とか)は購入済だが、先月は月末にそういったものに出費をしている場合、今月はこの後大口の出費は来ないから、そこまで黄色信号ではないと気づけるのである。
これもづんの家計簿で細かい費目を全て書き出しているから分かる。2カ月目に突入して今月これに気づいたんだけど、ほんとこれすごい効果なのですよ。この先の支出予定が見通せてコントロールできることの安心感、すごいから。
オススメ本だが、その辺の平積みの節約本を読むよりもこの偉人の本がオススメだ。結局お金を貯めるには節約して貯金するしかないという、しごくまっとうなことを実際に実践して大金を貯めて、最後にはそれをすべて寄付した人の本である(明治神宮の森を設計したのもこの人)図書館とかにもあると思うので是非。
お金への気持ちの変化
3.4であるが、前の項目から続いて支出コントロールできることが分かってくると、漠然とした不安が消える。老後2000万問題とかじゃなくて目先の今月の収支について不安が消える。
今の時点で幾ら使っていて、今月あと買わなくてはいけないものは幾ら位。そうすると必需品は最低限購入してストックなども使ってやりくりして、ちょっとお高いものは翌月始めの予算があるときに回そう、みたいに考えられるのである。
ここで私の経験談、ほんだし話を聞いてくれ。先月半ばにほんだしが切れた(我が家は毎日味噌汁にほんだしを使う)翌朝分のほんだしがない状態だったので、気持ち割高だが職場近くのお高いスーパーで一番小さいほんだしを買った。この臨時購入したほんだしで先月は十分賄えるのに、数日後通常のスーパーに行った時に思わずお得なほんだし特大パックを購入してしまったのだ(1000円ちょっと)
この1000円が月末になるとじわりじわりときいてきて、25日頃には事前に買っておいたランチチケットとコンビニコーヒーしか買えない位のやりくり状態になってしまったのである。あの時、お徳用ほんだし買わなければ!と何度思ったことか。
これを教訓に、今月は買わなくて間に合うけど来月は買う必要があるものを<購入品>として翌月欄に書き出しておくことにした。
そうすると翌月始めに、おっとこれらは買わなきゃいけないものだから最初に買っておこうという気づきになるし、今月スーパーに行って少し安くなっていたとしても無理には買わないマインドがセットされる(災害大国日本なので適正在庫は必要だと思うが、過剰在庫は不要だ)
ちなみに私が9月に回している購入予定品はこんな感じだ。
- キッチンペーパー(4本入)
- プリンターのインク
- アイブロウペンシル
- ハンドクリーム
- 通勤時用ミネラルウォーター(24本)
↓最近はこのラベルレスミネラルウォーターが、味・量・値段的にもお気に入りでリピートしてる。
こうして家計がコントロールできることが分かってくると、最初は1カ月のコントロールだったのが2カ月、半年、1年とイメージ(計算も)できるようになってきて、お金の不安から少しずつ距離をとれるようになる。
かつて浪費してカードローンしていた私の経験からも、不安の一番の原因はこの先いくら必要で・幾ら入ってくるのか、ちゃんと自分で把握できていないことである。
づんの家計簿がこれらの手助けにもなる。仮に1年で100万円貯めたいと思った時、1カ月で貯める額は約8.3万円。家計簿とにらめっこして8万円は出せそうだとする。じゃぁ、あとの3000円をどこから出すか…となった時に家計簿の日々の細かい支出を眺めていくと「惰性で買ってるコーヒーとホットスナックをやめたら、3000円位になるよな」ということに気づくのである。
しかもそれらは米や味噌と違って生活必需品ではなく、惰性で買っている浪費である。なくても困らないのである。
こういうことに気づくと、なんとなーくコーヒー買おうかなーって気になった時に「待て待て、今コーヒー本当に飲みたい?なんとなく惰性で飲みたいだけじゃない?」と購入にストップがかかる。そして貯金に回せるようになる。
貯金の種銭が貯まっていくともっと貯めたくなって、家計に無駄がないかチェックするようになって、最近使っていないサブスクを解約するとか、格安SIMに変えてみるとか、自然と家計を適正化していきたくなる。いやほんとこれマジでそうなのです。
私のこの気持ちをもっと上手く言語化してる方がいるのでよかったらどうぞ。話面白いしめちゃ納得ーな話。
ということで、づんの家計簿に私はめちゃハマっており、楽しく続けている。興味を持たれた方がいたら、ノート一冊あればはじめられるのでどうぞ。
新NISAブームで今年からNISAを始めて、先月の日経平均ブラックマンデー以来の下落局面を迎えて阿鼻叫喚した方もいるかと思う。個別株は別としてインデックスは鬼ホールド一択だが、今回よりもっと激しいコロナショックの暴落を経験している私はこの本↓を読んでいたのでホールドができた。インデックス投資を検討している方はよろしければどうぞ。
↓最近読んだマネー本で一番響いた
↓インデックス投資やるならぜひ一読してみて!暴落時の心構えができるよ
↓最近は暑いので2本持って出勤する
↓づんの家計簿これまでの話