フラミンゴの庭 MAYAです。
ガス水道なしの離れを庭に建てた私。今回は失敗編です!
うっそ!そんなハズじゃ!というのが世の常。そして私はこの2本立てが待ち受けていたのでした。
- 母屋のWifiが届かない
- 新築臭がきつくて部屋にいられない
どう、なかなかイケてる失敗編でしょう。本日はWifiが届かない編です。同じようにやっちまった人の参考になれば(できればやっちまう前にこの記事がお役に立てば何より)、あとは怪我の功名と言いますか、Wifiルーターをスッキリ収納することに成功したので、このような失敗でなくともWifiルーターをスッキリ収納したい方の参考になれば(収納記事は後半です)。小屋づくりの過去記事リンク集は一番下にあります。
本文内の記事リンク等は最後にまとめて貼ってあります。
Wifi届かない問題
結論、母屋からLANケーブルを離れまで引きましたとさ!(知り合いの電気屋さんに頼んだ)。この結論に行き着くまでには、考えられる対応(↓)を全部試したのですがダメだった。
- 母屋のWiFiルーターを買い替える
- 母屋と離れの間に中継機を設置する
- ポケットWifiを導入する
WiFiが入らないよ〜の状況としてはこんな感じ。
築60年超えの木造平家母屋(110平米ほど)の玄関脇にルーターがあり、そこから母屋内なら端っこまで行ってもギリWifiが入る。しかしそんなギリのWifiがその先の庭にあるガルバ外壁・断熱材ギッチリ・内壁18mm合板を通過できる訳なかろう!という状況です。いや…通過すると思ってたんだよ、しくしく(建材舐めてた)。なんせこの事実に気づいたのって離れが出来上がってからだからね。うっそーん!!って口から出たわ。
家電量販店に相談だ
シクシクしていても仕方がない、こういう時はまずはプロに相談だ、ということで家電量販店のWifi売り場へ行き、店員さんに状況を説明。
そこで提案されたのが、①まずは母屋のルーター自体を新しいものに買い替える。もしかするとそれだけで電波がこれまでより強くなり、離れまで届くかもしれない。②もしそれでダメだったら中継機を設置して離れまで電波を飛ばす、という2段階作戦。
もともとこれまで使っていた母屋のルーターが3.4年経過していたし、いい機会だから買い換えようかなとも思っていたので、仮に①がダメだったとしても新ルーターは無駄にならないので良いであろう。ついでにもし②のパターンだった場合も想定して、どれを買えばいいかも教えてもらい、いざ①をトライ。結果届かず。
今一度先ほどの量販店へ車を飛ばし中継機を購入。②をトライするも届かず。
中継機?という方に補足すると、その名の通り電波を延伸させるもので、母屋と離れの中間地点で、かつ母屋のWifiがきちんと届くところに設置して、そこから電波をさらに飛ばすものです。
ただし注意点としては、Wifiは距離が離れるほど弱くなり、中継機はそのキャッチした電波をさらに飛ばすだけなのでルーターより電波が弱いです。ルーターが10としたら距離が離れた中継機の受信は5、その中継機がさらに飛ばす電波は5、なのである。
大工さんに相談
まさかの①②両方NGは想定していなかったので、嘘ー!マジか!ってことでいろんな場数(家を建ててる)を踏んでいるこの離れを建ててくれた大工さんに相談してみたところ、大工さんも「え?!届きませんか?」とびっくり。翌日「こんなのありますけど」と教えてくれたのは既に私が調べて試した中継機(別メーカーのもので名前が違うけど機能は一緒)で、それ試したけどダメだったんです…と。
するってーと、母屋から小屋(離れ)までLANケーブル引くしかないですよね。
ということで電気工事をしてくれた電気屋さんに相談し、母屋からLANケーブルを離れまで引いてもらうことに。でも私はこのあと、LANケーブルのカテゴリー選びで頭を悩ませることになるのである…。
ポケットWifiでは仕事にならなかった
運悪く夏場だったのでエアコン工事などで電気屋さんがめちゃくちゃ忙しく、すぐに工事には来てもらえない。その間の暫定策としてポケットWifiをレンタルしてみたのですが、リモートワークには全く使えなかった。
一応楽天の人気上位のところで借りたのですが(口コミもチェックした)、仕事はねぇ、無理でしたね。Youtubeなどの動画視聴は何ら問題ないのですが(なのでそういった用途なら良いと思います)、VPN接続して会社のサーバーに繋いで、重たいエクセルファイル開きながらTeamsで会議するとか無理でした。エクセル開いたと思ったらスンッて落ちたり、Teams中に音声が途切れたりとか。
なのでLANケーブル工事が終わるまでは母屋でリモートワーク継続。
母屋からLANケーブルをひく
さぁいよいよLANケーブルを引いてもらいますよ!具体的にどんなことをするかといえば、こんな感じ。
まずは電気屋さんにLANケーブルの手配をお願いする。ここで手配するLANケーブルは屋外用です。室内用と違って紫外線などの影響が大きいので皮膜がしっかりしているものではなければならず、オフィスで見かけるブルーやグリーンのケーブルではダメなのです。以下写真、上が屋外用LANケーブル、下が電気のケーブルです。共にガッツリ黒い皮膜に覆われています。
そして手配の際にはLANケーブルのカテゴリーを決めが必要。カテゴリ?なにそれ?という感じですが(私もこの時初めて知ったよ)自宅のルーターに繋がってるLANケーブルをみてもらうと「CAT5」「CAT6」とか印字されていると思うのですが、これがカテゴリーです。CATはカテゴリーなのでCAT6はカテゴリー6ということになります。
今はCAT8とかまであるようなのですが、色々調べたところ上位カテゴリを選んでおけばいいという話でもなさそうだったので(ググったりYoutube見たり色々したよ)とりあえずここから10年位はイケるだろうってことでCAT6を選択。
オーダー!電気屋さん、CAT6の屋外用ケーブル!(ビストロSMAPの中居くん的な感じで読んでもらえると嬉しい)。ちなみに必要なメートル数は電気屋さんが事前に計測済みです。
ルーターを設置
あとはプロの領域で、玄関の壁に穴開けてケーブル通したり(母屋にあるルーターから屋外にLANケーブルを出すため)、屋外用の硬いケーブルを器用に軒下に固定したりと、素人にはできないよ!という熟練技術で電気屋さんが小屋に綺麗にLAN端子を設置してくれました(やっぱ餅は餅屋なのだ)。さぁ、ここにWifi設備を設置していきまっせ!
ちなみにこの棚ですが、幅600mmx奥行210mmx厚さ13mmの杉板をホームセンターで買ってきて、内壁に塗ったオスモカントリー(ライトグレー)の余った塗料を塗ったものです。棚受けはこれ↓
↓壁の塗料はこれです
寄るとこんな感じ。で、ここで使うのがこれまで母屋で使っていたWifiルーター(3.4年前のやつ)。こちらをアクセスポイントとして使います。
ん?ルーターなのにアクセスポイント?どういう意味?だと思うのですが、詳しく知りたい方は以下Youtubeを参考いただくとして(私もこの動画を参考にした)、とりあえずこれまで母屋で使っていた時は「ROUTER」のところになっていたスイッチを「AP」に変更し、その下のスイッチを「AUTO」から「MANUAL」に変更。これでオッケー(ちなみにこれはバッファロー製品で、メーカーによって表現が違うことがあります)
↓そもそもルーターとは、という知識も身につくのでよく分からない人は見ておいて損のない動画です
ルーターを設置
LANケーブルって長いのがウネウネしてルーター周りがごちゃごちゃしがちなので、今回50cmと短く、しかも色がブルーとかではなく壁に馴染むようグレーのものを購入。もちろんCAT6(カテゴリー6)を選択。
私が購入したのはこれです。
ルーターって大体付属のスタンドを使って立てることが多いと思うのですが、壁付けにもできることはご存知だろうか。そして私はこのように設置。
電源もすぐ横にあるのでそこに繋いでっと。LANケーブルの長さジャストで良い感じ!
我ながらスッキリルーター設置できたなぁとニンマリ。Wifiの接続ですが、もちろんバッチリでっせ!何たってガッツリ電波発するのがすぐそこにあるのでバシバシだぜ!いやーポケットWifiの繋がらなさが嘘のように快適リモートワーク。
改めて思った、有線の圧倒的実力感!
ということで失敗編・Wifi届かない問題でした。残るは新築臭がひどすぎる問題は次の↓記事で。
↓ダサい水色や黄緑とおさらばだ
↓探すと意外にない
↓内壁の塗料はこれ
↓続きはこちら
↓小屋作りこれまでの話