フラミンゴの庭 MAYAです。
大工さんに頼んで庭に一間の小屋を建てた私。(3)ではPanasonicのクラシックシリーズを使用したスイッチ・コンセントの組み合わせ、どこに・どの高さでコンセントを設置するかの電源計画について。これまでの記事はこちら。
まずはどんなコンセント部材を選んだか、そしてコンセントの配置計画、ダクトレール(とオススメのシーリングファンの紹介も)の順番で。コンセント計画では電気屋さんから聞いたコツなども書くので新築だけでなくリフォームなど検討されている方も是非。
本文内の記事リンク等は最後にまとめて貼ってあります。
Panasonicクラシックシリーズに決めた
壁は石膏ボードを使わずにシナ合板をオスモカントリーでグレーに仕上げたので、スイッチやコンセントもこだわりたい。そこで私が選んだのが、Panasonicのクラシックシリーズ。グレーの壁の相性はこんな感じなのだ↓むふー。
クラシックシリーズはプレートが琺瑯でできた白いものと、今回私が選んだ新金属プレートのシルバー、2種類あります(琺瑯なので白いプレートの方が値段が高い)。そして組み合わせる中の部分(スイッチやコンセント部分)は、一般的には白x白、シルバーxブラックとなっており、カタログもその組み合わせでしか載っていない(↓)
がしかし、そこで私はあえてシルバーx白という王道から外れた組み合わせにしたのである!理由としては、壁がグレーなので白x白だとなんか浮く感じがする。かと言ってシルバーxブラックだと、ブラックの主張が強すぎる気が…しかしネットではこの組み合わせ例はなかなか見つけられない。雑誌を片っ端からみているとたまにPanasonicのものではないけど、シルバープレートx白の組み合わせのお宅写真があったのでそれらを参考に。さらに取り寄せた紙のカタログで工作し、サンプル塗装した壁色ベニヤに当ててみて相性をみる。うむ、良さそうだ!決定。ちなみに以下工作をしたカタログは「デザイン配線器具」です。ほぼ実物大で贅沢に掲載されているのでオススメ!
紙のカタログを取り寄せよう
Panasonicのスイッチ関係のカタログは無料で取り寄せることができます(↓)もちろんWEBでもカタログ閲覧できますが、私は紙のカタログの取り寄せをおすすめします。やっぱり紙の方が比較しやすいし、電気屋さんに相談する時にも分かりやすい。
カタログ請求ページ▷https://sumai.panasonic.jp/catalog/electric_appliances.html
沢山カタログの種類がありますが、私は「住宅用配線器具」「デザイン配線器具」「SO-STYLE(ソー・スタイル)」「クラシックシリーズ」を取り寄せ。特に住宅用配線器具は400ページほどのぎっしりしたカタログですが必須の一冊。いわゆる家の外につける防水コンセントとか、その名の通り住宅用配線器具はごっそり載っていますので是非に。その次に自分がなんとなくいいなーと思っているスイッチの種類(例えばSO-STYLEとか)があるのであれば、その個別カタログがあればそれも取り寄せ。
そして紙のカタログのいいところが、実物がイメージしやすい。特に個別シリーズのカタログは、その商品をよりユーザーに伝える為に写真も大きいし、贅沢に載っている。前の項目でも書きましたが、なんならほぼ実物サイズで印刷されているので切り取って実際の部屋に置いてみるとかできます(これ超重要)。
コンセント計画
そして家を作る人は猛烈頭を悩ませているであろう電源計画。もちろん同じく悩みまくった私が決めたのはこうである。
- 屋内コンセント 8箇所(エアコン用含む)
- スイッチ 1箇所
- ダクトレール 2本
実際に電気屋さんに渡した指示書はこれ▼。見にくいわ!というお声があると思うが、どうしてもこの実際の図面を使って説明したい大事なことがあるのである。右上と左下、黄色でマーキングしてあるところが説明したい箇所。読めないと思いますが「柱からコンセント左まで●mm空ける(右が150mm、左下が100mm)」と記載してある。
柱から空ける、という指示の意味とは
コンセント、スイッチというのは一般的に、スイッチボックスと言われる壁の中に隠れる回路の部分を柱に固定して設置する。上の図面でいうと、外枠の中に一定間隔で短い二重線が入っていると思いますが、それが柱であり(大体45cm間隔)コンセントの位置を示す●がその柱の隣に隣接しているのがお分かりいただけるでしょうか(もちろんそんなの私は知らなかったので、この辺は職人さんから聞いたコツである)
一般的には1cm単位でスイッチ位置を細かく指定する人は少数派だと思うので「この辺で」と指示を出すと「付けられる位置=左右の柱のどちらか」に電源計画が組まれるのではないかと思うのですが、図面右上の場所は玄関脇に手すりをつけたかったため、柱のすぐ脇の位置にスイッチが来ると困る。そのため「柱から150mmずらす」と指示を出したのですが、こういう指示を出すとどうなるかというと…こんな風に電気屋さんが端材を使って指示した位置までスイッチボックスをずらすのである↓
余談だけど玄関脇の手すりはあると便利
玄関の形状にもよりますが、私みたいなパターンの場合玄関ドア脇の手すり、ほんと便利だから。別にうちの玄関手すりないけど平気よ?という方もちょっと思い出して欲しい。靴の脱ぎ履きや玄関上がる時に何気なく壁に手を当てていたり、下駄箱に手を当てて体を支えていないだろうか?
介護用品みたいな手すりは嫌で楽天でHITTITEさんの男前手すり&ブラケットを購入し設置したのだけれど、家の納屋からもっといい感じの丸木を見つけたので大工さんに木を付け替えてもらった(丸木なのでノミで削ったりしてつけてくれた)
コンセントの高さをどうするか
合計8個のコンセントとスイッチの高さはこんな風になっています(高さは床からコンセントカバーの下までです)。
- スイッチ 110cm
- コンセント 20cm(掃除機用)、50cm(メイン電源)、110cm(スイッチ脇の予備コンセント)、145cm(棚用)、エアコン用コンセントはエアコン左下位置に
職人さんから聞いた豆知識ですが、とにかくコンセントを隠したいということでエアコンのコンセントを天井につける人もいるようですが、基本的に重力で抜けてくるので天井につけるのはオススメしません。普通にハウスメーカーとかが引いた図面にそういうコンセント設置はないはずです(天井につけてくれ!指示すればつけてくれますが、あくまでそれは施主指示によるもの、という扱いになるかと)
迷ったらとりあえず設置しておく
コンセントをつけておくか迷ったらとりあえずつけとけ!というのがネットの大海での主流な答えですが、私としては半分同意という感じ。確かにコンセントがなくて困ることって多いけど、かといってありすぎてもねぇ。私もあれもこれもつけようと思っていたのですが、6畳の部屋に何個だよ!ってなってしまうのでいろんな模様替えなどをシミュレーションして今のバージョンにしました。
例えばメインの50cm高のコンセント、ソファの置き方によっては隠れてしまう箇所が1箇所あるのですが、模様替えをしたら別のコンセントが潰れるので、その時にはそこを使う、みたいに模様替え妄想が大事です(コンセントの高さや縦位置を揃えておくと無秩序な感じにならないのでオススメ)。
あと高い位置のコンセントは最悪使わなくてもしれっとこんな風に隠す方法もあります。
天井照明はダクトレール
いよいよ最後、ダクトレールについて。ダクトレールとはよくお店とかで見かける、長細い棒みたいのが天井に這っていて、そこからライトが下がっていたりスポットライトが付いていたりする、あれです。画像リピートになりますが図面上、縦に2本ある線がダクトレールです↓
私の部屋のスイッチはこの2本のダクトレールのみに連動していて(左のスイッチが手前側、右のスイッチが奥のダクトレールのスイッチ)一括電源ON/OFFスイッチはつけていません。壁のコンセントにつないでいる照明器具は1灯1灯自分の手でつけたり消したりしています(暗くなっていくにつれて、1つずつ点けていくのが好きなので)
このダクトレールにつけるシーリングファン、価格が半分以下のACモーターのものもあるのですが、お値段の高いDCモーターの方をオススメ。というのもDCモーターの方は風向きを冷房時の↓暖房時の↑とリモコンで簡単に切り替えられるのです(ACは下方向のみ)。これを買うまではサーキュレーターを床に置いてたんですがやっぱり邪魔だし、正直風向きをどうしたらいいかよくわからない。だけどこれなら一発解決!
リモコンでON/OFFのほか、風量・風向きなんかを調整できます。ちなみにスイッチONにしておけば部屋のスイッチをパチンと消すと消えて、次にスイッチをつけた時に勝手にONになって回ります。
電源計画は本当に悩んで、これで!って決めるまで朝から晩まで頭を占めていたので、色々悩まれている方の参考になれば。今回の記事で様々な資材や仕様が気になった方は、過去記事で型番とかしっかり書いてるのでよろしければページ最後のリンクからどうぞ。
なお小屋作り記事はまだ終わりではないので、続きます。
本日はここまで!
↓私はこのブラケットに古い木を大工さんにつけてもらった
↓買うなら正規店でね!
↓サーキュレーターからこれに乗り換えた
↓続き
↓小屋作りこれまでの話