結局のところインテリアもファッションも最終ゴールはない

【暮】暮らしのこと

フラミンゴの庭 MAYAです。

うっすら気づいていたことだけれど、実際に庭に小屋を建ててみて思ったのがタイトルの通り、インテリア(家づくりとも言う)もファッションもゴールがない。

これら全て大きく括ってしまうと「暮らし」になる訳ですが(ファッションも着衣なので暮らしとする)歳を重ねるごとに自分が変化していくのに、30代位で「はい、これで完成!この先一生変化なし」ってほぼありえないんだなと、自分の暮らしをもってして痛感。

伝統的な神社仏閣など何百年の歳月で形が完成されたものには一種の完成形がありますが、そういった類のものではなく私たちの日常的な趣味嗜好的な話になります。

本文内の記事リンク等は最後にまとめて貼ってあります。

マネキンが変わるんだからファッション変わるよ

マネキン、つまり私たちが変化する。それはもうびっくりする感じで変化する。中年以降の方なら経験おありだとは思いますが昨シーズンまでしっくりウキウキと着られていた洋服がある日突然…全っ然似合わないしウキウキしない!…みたいなのがやってくる。

えっ、今年これ着ようと思ってたのにどうしよう!これからコート探すわけ?

みたいなちょっとしたパニックが起こったりもする。コートが欲しいからといって今すぐ欲しいコートが見つかる訳じゃないっていうのにね!

まー何が言いたいかというと、一生ものの洋服なんて99%幻想ってことです。だって似合わなくなるんだもの(もしくは重くて着れないとか、サイズがしっくりこなくなるとか。そう、重い服を着られるのは若さという才能なのである

フランスのファッションスナップ記事でありそうなのとして、とっても仕立ての良い洋服をおばあちゃんが若い頃着て、それを年頃の娘に譲り、それをまた娘(孫)みたいな感じでの一生物はありうると思うのですが、やっぱりその洋服を着るのにベストな年代みたいなのはあると思うんですよねぇ。

ちなみにこんな記事のキャプションは髪を無造作に結んだ女性がビンテージシャネルのポシェットを斜めがけして「これ、おばあちゃんが若い頃使っていたバッグで、母・私と受け継いだの。いいものっていうのは長く使えるし時代を選ばないのよね」みたいなイメージです(伝わると嬉しい。というか例えが洋服からバックになってるけど)。

なんか話がずれてきた、ヴィンテージをディスる話じゃなくて(ヴィンテージは好きです)特に洋服は同じ人間が同じもの着続けるのってなかなか厳しくない?って話です。

なので、ニューバージョン(歳を重ねた)な自分の状態で「お、このコート似合うしめっちゃいいな!」としっくりくるものがあったら、手持ちにコートがあってもチェンジを検討することをオススメしたい。これはどんどん買っちゃえ!ということではなく、そういうのをきっかけに「あークローゼットの去年のコート、今年着てみたらどうだろう」とちょっと頭を掠めるみるのが良いです、というお話。そしてできれば本格的なシーズンに入る前に去年のコートとか冬物引っ張り出して、今年いけるかどうかチェックするのが良いかと。

ちなみに私はそれを9月に行い、昨年来ていたシャツは全て卒業させました…ぐすん。

インテリアも終わりがない

こちらも終わりがないですねぇ。こちらの方が終わりがないかも。インテリア雑誌に出てくるような空間を作ったからといって自分が快適かというとそうでもない場合も多々あり、結局のところのゴールは、その時の自分が一番快適で使いやすい空間であるということであり、それを日々更新していくことなのかもなぁと40代後半になって気づいた。

ティッシュが使いたいところにない生活なんて!

私はTHEオシャンティーなインテリアよりも、必要なものが整然と収納されていたりするのが好きなので、必要の美みたいなものに特に惹かれる。雑然とだけど必要なものが置かれている町工場とか、番地が決められてきっちり収納されているメーカーの倉庫とか、ビックカメラのレジの向こう側のきちんとナンバリングされた大量のプラケースで店頭には箱だけしか置いてないタイプの商品の在庫管理してるのとか(伝わってくれ!)とか、おおう!と思う。

インテリアも季節が変われば光の入り方が変わって快適な場所が夏と冬で違ってくるし、そうすると自ずと家具の配置も変えてみたりと(私は古くて広い日本家屋に住んでいるので、季節に大きく影響を受けるのです)、たった数ヶ月の間でも家具を移動したり建具を交換したりする。そうすると去年よりここはこうしてみようとかアップデートがあり、毎年毎年その時のベストなインテリアにする。

北側窓の秋の景色

夏と冬で建具を変える意味がわからん、という方は富田純子さん主演の「椿の庭」という映画をどうぞ。自然光だけで撮影されているので全体的に暗いのですが、現実的に自然光だけで暮らす古い家はあれがリアルなので、そういうものだと思ってみてください↓

映画『椿の庭』予告篇

歳を重ねると床に座ってしまうと立つのがしんどくなるから、自然と椅子の生活の方が楽になったりとか、これまで必要なかったところに踏み台とか手すりをつけたりとか。

ホームセンターで売ってる手すりしかみていないと「手すり、ださいのしかない!」と思うと思いますが、ネットでお洒落な手すりとかあるし、そういうそれぞれが生活しやすい空間を作るのが、私にとってのインテリアだなぁと思う46歳のこの頃。

HITTITE(ヒッタイト)450mm 木製手すり+ブラケット
created by Rinker

ちなみに高齢親がいますので家のいろんなところに手すりあります、ダサいやつ(親がつけたので仕方ないのだ)。玄関の踏み台は親戚の大工さんのオーダーメイドで超絶便利なので同じ環境の人にはオススメ。

白すぎるので後で色を塗った

まー何を言いたいかというと、今の自分が快適で自分がいいと思うものを置いたらいいんじゃない?って話です!結局家づくりとかって好みは人それぞれ、その人がよければいいって話ですもんね。

今の季節、クラフトフェアとかそんなイベントが行われる季節で素敵な作家さんがいろんなものを販売してたりするので、ときめいたものと出会ったらとりあえず買ってくるのはいかがでしょう。どうやって飾るか、みたいなのは結構後からついてくるもんです。半年後に「ぴったり!」な場所が現れたりとかね。とか言って、そんなイベントで買い物をした自分を正当化する理由をつけてみるのだった。

庭に作った小屋にこれを使って手すりつけた

HITTITE(ヒッタイト)450mm 木製手すり+ブラケット
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↓重い洋服は無理なのだ

【洋服が重い】重いのはもう無理、身につけるものは全て軽く
見た目や使いやすさのほかに、物の重さを重視し始める40代、洋服も荷物もとにかく軽く。軽いは快適。現在愛用している薄い軽い財布についても紹介。

↓0から家作るって大変なのね

庭に小屋を建てる(0)古民家に住む中年女性が小さい家を作る
DIYではなく大工さんはじめプロ達の手を借りて庭に小さい小屋を作った。小さいけど想像以上に家づくりって大変で、せっかくなので色々記録を残しておこうと思った話。家づくりエピソードゼロ。

↓入口に手すりをつけたのだ

庭に小屋を建てる(3)クラシックシリーズのスイッチとコンセント計画
見落とされがちだけどインテリアで隠れた重要な役割を果たしているスイッチやコンセント。グレーの壁に合うように選んだPanasonicクラシックシリーズのシルバーx白という組み合わせの実例紹介と具体的なコンセントの配置図など電源計画を紹介。

↓上り框が以上に高い我が家は踏み台をオーダーメイド。簡単な図面でサイズ感も紹介。

【上り框が高い日本家屋】高齢親用の玄関踏み台をオーダーメイド
上り框が46cmもある日本家屋の我が家。高齢親が市販の踏み台を踏み外す事故が数度起き、完全オーダーメイドの踏み台を作ってもらいました。

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