フラミンゴの庭 MAYAです。
一泊二日、関東から新幹線かがやきで富山に行ってきました。今回の1では自分が高齢になったら乗りたいと思っているミニカー(マイクロカー)を扱っているタケオカ自動車工芸で実際にララやアビーを試乗してきた感想や、ANAしか飛んでいないのでJAL組には縁遠い富山空港で絶品おまかせ寿司を食べてきた話(私はJGC会員)。
レンタカーを借りずに公共交通機関とタクシーと徒歩でどれだけ車必須エリアの富山をやり過ごせるかも書いてます(結論、頼りにしていたGOアプリは使えませんでした。とほほ…)
本文内の記事リンク等は最後にまとめて貼ってあります。
タケオカ自動車工芸
ミニカーというニッチ産業で今年40周年というタケオカ自動車工芸。ミニカー?なんのために?と思われそうですが、老後のためです。想定年齢は60代後半、今45なので20年後。
いわゆる自動車の運転に自信がなくなる頃に、雨風しのげてエアコン効いて、近くのスーパーまでご機嫌に買い物に行けるような安心な乗り物が欲しいと思っていて、ヒットしたのがこちらだったのです。
よくおばあちゃんなどが載っているシニアカーなどありますが、あれとは全く違います。もっとちゃんと車で、でもスピードは普通車よりも出ない(重要)。燃費がいいので燃料費は普通自動車に比べて格段に安い。
タケオカ自動車工芸への行き方(公共交通機関利用)
富山駅南口ターミナルのバス乗り場から富山地鉄の路線バスで向かいます。
- 最寄り停留所「下熊野(しもくまの)」
- 乗り場は5番、31・32系統が下熊野に停車
- 所要時間約30分、450円
富山地鉄独自のICカードしか使えず、いわゆるSuica、PASMO、ICOCAなどは使えません。現金のご用意を。
とにかく富山駅からずーっと太い道路を南下していくと、下熊野に到着。停留所からタケオカ自動車工芸までは徒歩3-4分。
試乗するには事前に電話連絡を
まず事前に、試乗希望の場合は電話で予定を確認しましょう(試乗車が出払っている可能性があるので)。私が向かった日は午前中であれば車があるとのことでしたので、富山に到着して真っ先にタケオカ自動車工芸へ。
いきなり工場で、事務所っぽい場所が見つけられず周りをウロウロ。入り口をよく見てみたら、入って左に階段があり、事務所は2Fですとの表記が。2Fに行き、試乗をお願いしていたものですと伝えると、職員の女性が対応してくださいました。
ララに試乗してみる
こちらは受注生産の為、車の在庫はなく、試乗車の他はほぼ他のお客様に行く予定の車。まずは試乗車のピンクのララに実際に乗ってみます(ララは電気自動車で、エアコン付)。
思っていたより広く、シートもそのままスッと乗れる高さで、高齢者でも乗り降りしやすそう。身長167cmの私が乗っても、膝の先には十分に余裕あり。余程大柄な男性でない限り大丈夫かと。
ただ天井は低めで私は大丈夫でしたが、180cmとかの人は厳しいかなぁという印象。
ギアは、よくカーオーディオがある位置にダイヤルがあり、ボリュームボタンを回す感じでギアを入れ替える。
外の道路も走ってみて大丈夫ですよと言われたけど怖いので、敷地内を一周してみる。敷地内には砂利のエリアもあったけれども、思ったよりもガタガタせず(自転車で砂利エリアを走行するイメージ位の衝撃を感じていたけど、全然違った)いいじゃんいいじゃん!という感じ。
アビーにも乗り込んでみた
その後、ガソリン車のアビーも乗りこんでみたのですが(実際に中に入っただけで走ってはいない)、ララに乗ったあとだと乗りにくさが気になる。
まずシートがかなり低く「よっこらしょ」と乗り込む感じ。これは高齢になってからはちょっときついかも。それに狭く、167cmの私で膝の先にほぼ余裕なし。
ララと比べると乗り降りはしづらく、狭い。そしてエアコンはない。
見た目はアビーの方が好きなんですが、機能面も含めて私が買うとしたらララだな、という結論に。
こういうのって実際に乗ってみて気づくことでもあるので、本当に試乗できて良かった(試乗するまで、買うならアビーがいいなと思っていた)。
もし高齢の親御さんのセカンドカーにと考えている方いらっしゃいましたら、乗り降りは断然ララです(そしてエアコンついてる。オプションですが)。
お値段やら維持費などちょこっと
ララやアビーは車検不要ではありますが、メンテナンスが必要な為、直接タケオカ自動車工業から買うことはできず、近くの自動車屋さんを経由して注文をする必要があるようです(受注生産なので、頼んでも半年以上かかる)。
また、アビー・ララともに本体価格は90-100万円ほどします。電気ミニカーのララの場合、数年間に1回バッテリーの交換も必要(リチウムイオンだと5年交換でバッテリー代50万ほど)ですので、車検がない(=車検代がいらない)とはいえ、5年後に50万出ていくと考えると、軽自動車を買って車検代払うのとそんなに変わらないかも。
ただ、ララの場合家庭用100Vで充電でき、1回の満充電で120km(リチウムイオンの場合。鉛蓄電池だと80km)走行できるなど、燃費は自動車の比ではなくお安いかと。
ミニカーという唯一無二
コスパだけを追求するなら正直他の移動手段もありだと思いますが、私が求めているのは単なるコスパではなく、最高速度55-60km/hという原付位しかスピードが出ない(それが良い)ミニカー(マイクロカー)であるという点。
今、私がちょっと調べた感じではこちらの車以外でそれらしいものはないので(唯一トヨタのコムスがマイクロカーとしてあるけど、ドアがなくて雨の日ちょっと…なので除外)、今のところ私の老後候補車はこちらです。
私が買うのは20年後位の予定なので、それまでに新しいモデルが出たりするかもしれませんし、定期的にタケオカ自動車さんのサイトをチェックしながら歳を重ねたいと思います(あとタケオカ貯金もしておかないと)。
ちなみにララは中国製ですが、それをタケオカさんが輸入して色々使いやすくカスタマイズされたものになります。なので画像検索すると中国版のものもヒットするかも。
あと、ミニカーは高速道路は走れません。
ご興味のある方は、タケオカさんに問い合わせてみてください。
とやま鮨 空港店 たねや
さて、富山にきたらお寿司でしょ!という考えのもと、山ほどあるお寿司屋さんの中から選んだのが、富山空港の1Fにあるこちら「とやま鮨 空港店 たねや」さんです。
空港店と店名についていたり、似たような名前のお寿司チェーンがありますが、こちらは独立店です。
こちらを選んだ理由は2つ。GoogleMapのクチコミが良かったのと(私は基本GoogleMapでお店をチェックします)、JALメインの私では利用することがほぼない富山空港(富山空港はANAしか飛んでない)に行ってみたかったから。
結果、行って良かったー!うまかった!
鮨熱低めの私でも感動した鮨
実は私、そこまでお寿司には情熱がないというか、割と安価なネタが好きで関東の回転寿司で十分満足できるんです(スシローで満足)。ですので季節のおすすめとか、その地のものとかあまり興味なくこの年まで過ごしてきたのですが、一回位、自分はこれが好きで、この位のネタで十分、みたいな自己認識の壁を取っ払ってみようと思い、こちらにトライしました。
(ちなみにスシローでの私は、赤身・ネギトロ軍艦・イカ・鉄火巻き・ホタテ・赤身・ネギトロ軍艦・鉄火巻き、みたいな食べ方です)
とにかく大将の寿司への情熱がすごい。身体から発せられる寿司への愛と探究心。うわー、こういう突き抜けた人好きだわ〜と期待が高まる。
そして日頃なら絶対頼まない、超冒険な「特上握り10貫」(5940円/税込)を注文。だってGoogleの口コミでみんな、頼むなら特上だって言うから…
大トロとか得意でないし(食べたことないけど、多分苦手と認識)、いくらもウニもだめ。そんな私がいいのか?特上?魚卵だけは努力云々でなく本当に食べられないので、オーダー時にいくらなどの魚卵は苦手だと伝えてお願いしました。
写真撮り忘れたのですが、一番最初にご挨拶という大トロ。え、大トロ…と思ったのですが、食べてみたら「え?うま!思ってたのと違う」。これ、私が大トロも実は好きだったという話ではなく、翌日別のお店で中トロ食べて「うん…やっぱ私はさっぱりした赤身でいいや」と思ったので、ここの大トロが特別(だと思う)。
なんていうんだろう、とろけるんだけど油っぽくないというか。うまく言えないけど、おいしかった!赤身は好きだけどトロはちょっとなーって方、食べてみて!
そのあと、怒涛のようにネタの大きな絶品寿司が提供されます。シャリは普通サイズで決して小さくはないのに、全くそのシャリが見えないネタの大きさを写真から感じ取ってください。ちなみにお醤油はあらかじめ塗られているので、出されたらぱくっと食べるだけでOKです。
この右端のカニ、とにかくボリュームがすごく一口で食べられない。まずは上のほぐし身をいただき、さらに棒の身を半分ほど寿司からおろして、やっと口に入るサイズに。
えーっとこれなんだったかな。すみません、魚の種類に疎い。
そして富山といえばの白エビと蟹。この軍艦も高さがすごくて、上の方をちょっと食べて口に入る高さにしてから、バクっと。
そしてイクラがダメな私に大将が出してくれたのが、アナゴ。アナゴに興味がなく回転寿司でも取らないし、スーパーのパック寿司のアナゴは家族にあげてしまう私。明らかに知ってるアナゴと違うこのお鮨を一口で。「なにこれうまー!」別物。うまい、うますぎる。
そしてもうちょっと食べたかった私は、アオリイカと本まぐろのネギトロを。アオリイカは想像していたのと全く違い、隠し包丁がたくさん入っているのか(?)歯でたいして噛まなくてもとろける。イカなのにとろける!うまい。
そしてネギトロ軍艦は写真撮り忘れたのですがすごい高さで、上半分を一旦お皿から避けて大口開けて食べました。
この日は時化だったことや季節的にも、お魚のラインナップはまだまだとのこと。これから寒くなってくると、お魚がもっと最高になってくるらしい。次は寒い季節に来ようと、心に決めた私でありました。
お鮨の後は、持ち運びに便利なA2careマウスウォッシュ ポーションタイプでお口スッキリして富山駅へバスで戻ります。
2024/9追記:訪問時の大将は業務委託でこちらのお店にいらっしゃいましたが、現在は自身でお店を持たれて現在このお店にはいらっしゃいません。私は大将のお寿司がとてもおいしいと感じたので、次は大将のお店に行ってみたいと思います(富山空港のこのお店はその後どなたが対象になったのかわかりませんが)
空港から富山駅に戻る
お鮨を満喫した後は、バスで富山空港に戻ります。こちらも現金で420円。空港内に券売機がありますが、もし買い忘れても車内で現金支払いで対応できるようです。
ちなみに空港→富山駅直通でなく他にも停留所があり、空港連絡バスというと羽田のリムジンバスみたいなのを想像するけど、空港連絡路線バスという感じ。あと、基本的に飛行機の時間に合わせてしか本数はないので、時刻表をチェックしておきましょう。
富山でタクシーアプリ「GO」は使えない
富山に出発する前に、富山駅にGOアプリでヒットするタクシーがいるかどうか確認済みで、何台かいたので大丈夫だろうとふんでいたのです。ところがそれが私の大きな勘違い。
どうやら富山はGOのエリア外のようで、多分たまたまGOに登録しているタクシーがロータリーに居ただけで、基本的にGOは使えない。
東京の外れの方とか、福岡などでGOが使えたので、富山でも使えると勝手に思い込んでいた私の準備不足。富山についてから、頼れるのは自分の足だと悟ったのでした。
タケオカ自動車工芸から富山空港への移動
タケオカ自動車工芸の最寄りバス停留所「下熊野」から富山空港へ向かうバスはなく、一旦富山駅方面まで戻り、そこから空港行きのバスに乗る必要がある。
これはとても時間がロスになるので、当初はGOアプリを使うか、流れのタクシーを拾って空港に向かうつもりでいた。ところが、GOアプリはエリア外だし、そもそも流しのタクシーも皆無!
バス降りてタケオカ自動車に向かうまでの間、隣のひろーい道路を横目で見ながら「タクシーいないな」と思っていたら、予感的中。そりゃ歩行者いないんだから、流しのタクシーなんていないよね(車必須エリアの関東エリアに住んでいる私、確かに流しのタクシーなんていない)。
ということで潔く諦めて、徒歩で空港に向かうことにしました。車なら5分で着く距離を30分かけて歩きます(私は割と早足なので、Google Mapに表示される徒歩時間よりも早く着き、この時は表示は36分だけど30分ほどでつきました)
徒歩のいい点は、ゆっくり進むので景色や空気をダイレクトに感じられるところ。旅行先でお散歩と思えば健康的だし、なかなか良い(でも9月上旬なので、まだ暑かった…)
試乗が午後なら、たねや(鮨)→タケオカ自動車がおすすめ
富山空港、当然空港ですのでタクシーがいます。
ですので、富山駅起点で出発しタケオカでの試乗が午後ならこんなルートで回るのが一番効率が良いです。
- 富山駅→(路線バス)→富山空港 たねやさんでお鮨
- 富山空港→(タクシー)→タケオカ自動車工芸で車見る
- タケオカ自動車工芸→(路線バス)→富山駅に戻る
まぁ、富山でレンタカー借りずにどうにかしようとする人の方が少数だと思うので、あまり参考にならないかもしれませんが。
タクシー迎車すれば良くない?と思う人もいると思いますが、呼んで待ってる間に徒歩で進んじゃった方が早いな、と思える体力がまだあるので、今回迎車しませんでした。これがもう少し歳を重ねて徒歩が厳しくなったら、バンバン迎車使うと思います。
北陸新幹線「かがやき」で富山まで2時間
そもそも空路で富山空港入りすれば一番早いんですが、なんせ羽田まで時間がかかる。北陸新幹線は2種類ありますが(かがやき、はくたか)、通勤快速みたいな「かがやき」は何と、東京・上野・大宮のあと、次の停車駅は長野。そしてその次が富山なのです。ビュンビュン駅を通過してあっといいう間についてしまう。
よほど羽田近くに住んでいない限り、羽田に向かって、20分くらい前にはゲートに行って、みたいなことをしているうちに新幹線なら富山についてしまうのです。
富山空港にJALが飛んでたら、飛行機好きの私としては時間ロスしても飛行機利用というのもあるのですが、ANAなので…(基本JALメインでマイル貯めてるので)
ということで、1日目のまだ昼過ぎまでのお話。午後訪れた滑川エリアのお話は2で。
本日訪れた場所
↓お出かけの際、カバンに入れておくと便利
↓今回は1泊2日なので使いませんでしたが、それ以上の場合はこのスーツケースが超絶便利。詳しい紹介記事書いてます。
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