フラミンゴの庭 MAYAです。
ソルガードのCarry-Onをアメリカから個人輸入し、手元に届いたのでレビューします。私が購入したのは日本未展開色(プロヴァンスパープル)で、このスーツケースの売りであるシェルフシステムが新型のものになります(2021年秋では日本国内正規店ラインでは新旧が混在してそうでしたが、今はほぼアップデート版に置き換わってそう。国内で購入される際は確認されるといいかも)USBポートも付いてます。この記事でシェルフシステムの新旧比較も書いています。
何故かビスがポロッと入っていたり(1本外れてた)糸の始末が甘かったりと、ちょいちょいツッコミどころもありますので、そのあたりも余すところなく。ちなみにこのスーツケース、ドイツ製ポリカーボネートとうたっているので勘違いしている方もいるかもしれませんが、組み立ては中国=Made in Chinaです。
ソルガードスーツケース話で複数記事書いておりますので、あわせてお読みいただけると嬉しいです(リンクは最後にも貼っているのでここで飛ばなくて大丈夫)
このスーツケースを検討している人は読んで損のない話→③、個人輸入してみようと思う人→④、大きいサイズのTrunkが気になる方は⑦⑧となっております。
- クローゼットスーツケースが気になる① 気になり、わかる範囲で色々調べた記事
- 実店舗で実物を見てきた② デパートで実物チェックしてきた記事
- 個人輸入するにあたり調べまくったリサーチ編③ ソルガード検討してる人なら読んで欲しい記事
- こうやって個人輸入したよ!の実践編④ この記事読めば個人輸入できるレベルに書いてます
- 届いた製品を事細かにチェックしたレビュー⑤←今ここ
- 実際にホテル2軒はしごする旅行で使ってみた話⑥ 結論、買ってよし!
- 3年後の2024年、大きいサイズを買い足した⑦ 世界一周のお供に
- 2024年11月最新版Trunk(M)のレビュー⑧ 機内持込などとも比較してるよ
不具合チェック
最初に悪いことから。まず商品が届いたらスーツケースの中を確認してみることをおすすめします。実際私はこんなことがあった。
- ビスが1本外れてた
- 糸の始末が甘い
私は個人輸入したので、何かあったら本国のソルガードに問い合わせなければならない。ですので自分で解決できるレベルのことは個人輸入した自己責任として片付けていきます。
そしてこちら、ビスでございます。
中身を確認してたら、コロンと出てきた…ということはどこかのビスが外れているハズだとチェックしたら、ここが外れてました。早速プラスドライバーを持ってきてギュギュ…解決。
せっかくなのでスーツケース内のビスというビスをドライバーで締めてみると、締めが足りないものがいくつか。そこもギュギュっと締めていきます。ちなみにパッと見えるところだけでなく、内側生地のファスナーを開けてその奥のキャリーバーとかホイールとかのビスもチェックするのをおすすめ(これまで使ってきたスーツケースのビスチェックなんてしたことありません。今回が初めて)
そして糸の始末が悪くピロリンと出てたりする。これもハサミでカットすれば良し。これ、10万近いRIMOWAとかだったらあれですけど定価255ドルですからね。日本でいうところの29,800円のスーツケースみたいなもの、かつ日本仕向商品(日本をターゲットにした商品)ではないので、多少の緩さはそういうものとして受け止めましょう。
カバー・付属品
注意事項を先に書いたところで、実際に届いた商品をみていきます。
スーツケースは専用の袋に入った状態で段ボールに入っていました。ビニール袋ではなく専用袋というところにこだわりを感じるし、使わない時しまっておくのに便利。
開くとこんな感じです。右側にシェルフシステムがしまってありました。
シェルフシステムも、裏地の共布で作られた専用の袋(ナップサック)に入ってます。
あとは持ち手の部分に3枚のタグがついていました(これで付属品は全て)
- 10年保証の紙(なのか?)
- TSAロックの設定の仕方
- シェルフシステムの説明
TSAロックの番号設定
初期設定では「000」となっているロックを好みの番号に変えます。説明書によるとこういうことらしい。
- スーツケースを開けて裏側にあるリセットボタンをA→Bに移動
- 好みの3桁にダイヤルを合わせる
- リセットボタンをB→Aに戻して完了
裏側裏側…と覗くも、暗くて見えにくい。まずはスーツケースを明るい場所に移動して、裏側のこのあたりを見るとボタンがあります。
ビスは締め直せばいいけどTSAロックがおかしかったら困るなぁ…とドキドキしながら設定しましたが、この手順で無事設定完了。ほっ。
新型シェルフシステム
これ、実物を確認したらかなりアップデートされてました。
個人輸入にあたり調べまくった記事でも書いていますが、まず、部屋数が6→5になっています。フルオープンの旧型に対し、新型は真ん中2つ(3.4)はファスナーで閉じることができます。
そして実物で気づいたのが、赤丸で囲った引っ掛け部分。旧型は1本で支えるのですが、新型は3箇所で支えており、より安定感が増している。
サイドベルトがついた
そしてこれはオンラインの画像では気づかなかった変更点、シェルフの左右にベルトがつき、ベルトを絞ることで荷物を圧縮することができます。また、個人的にはシェルフの補強&高さの調節ができて良いなと思った(旧型にはベルトはついていません)
ハンドルに吊ってみる
ハンドルは2段階調整ができますが、長め・短め両方で吊ってみました。短めハンドルだと下についてしまいますが、重心が低い分安定感はある。荷物が少ないのであれば、サイドベルトでシェルフサイズを小さめにしておけば、下についてしまうことを防げます。
シェルフはブラの収納にも使える
実は私、スーツケースを使わない時はこのシェルフをクローゼット(というほどのものではない。押し入れみたいなもの)に吊ってブラなどを収納しておきたいと考えていた。だけど高さがあるので下についてしまうのがなぁ…と思っていたのに万事解決。こんな風にコンパクトにできる。
そして現在使用しているユニクロのブラを入れてみるとこんな感じ。半分に折ったのがゆとりを持って2つ入る!良い!
ブラの収納って結構困りません?地味に場所とるし、あまり小さく畳む訳にもいかないし、適当にしまうとホック同士が絡まってズルズル出てきてしまってモヤっとする(女性なら分かる話)
実際に荷物を入れてみる
このスーツケースの売りであるシェルフシステムに荷物を入れてみます(国内3泊程度想定)この記事は男性がたどり着いている比率が高いと思うのですが(のクセにブラの話を書いて申し訳ない)私はメンズライクな服装なので荷物を男性の方にも置き換えやすいかと思います(以下荷物では靴下・下着などは割愛しています)
荷物は右上から時計回りに
- アンクル丈パンツ×2
- 長袖タートルネック×2
- リネンクルタ(パジャマ用)×1
- タオル×1
- ユニクロ ウルトラライトダウンベスト×1
- 文庫本×2
- 折り畳み傘×1
- 資生堂パーラーの缶×1
- サンダル×1
衣類はコンパクトさを重視していない通常の洋服です。アンクル丈パンツは男性のスラックスと同等、タートルネックはオックスフォード生地の長袖シャツ位のボリューム感で置き換えられると思ってください。
で、資生堂パーラーの缶ってなに?と思われそうなのですが、これは男女それぞれのお手入れキットのイメージ。缶はこの位の大きさですので、女性だと旅行用化粧品一式&コンタクト、男性だと髭剃りや眼鏡などが入る大きさと思ってください。
詰めてみる
これらをシェルフに詰めてみます。サンダルはシェルフではなく左側に入れます。
3段目がいっぱいに見えますが、ダウンがモコモコしてるだけでもっと入ります
一番下の小分けになってるブロック、これ結構便利かも。
タオル・ストール・靴下とか、ここにくるくる丸めて入れられるし取り出しやすい。折り畳み傘も入りましたが、一番下はスーツケースのキャスターに近いので、なるべく硬いものは入れない方がいい(と私は思っている。騒音的にも)のでやめました。
パンツはこの位の大きさに折って入れるといい感じに収まる
正直、この手のケース(シェルフ)って実際に使ってみたら微妙に小さいとかありがちなので、疑心暗鬼だったのですが、問題なし。荷物多めの人には厳しいとかあるかもしれませんが、男性や普通の荷物量の人なら問題ないかと。
スーツケースに入れてみる
いざ、ぎゅっとしてみます。左側はサンダルだけなのでスカスカ、右側も一見いっぱいに見えますが、まだ1/6位余裕あり。
そして何より収納が簡単!これが普通のスーツケースだったら細々詰めていくという行程がさらに必要なのに、よいしょと入れるだけ。ほんとこれいい!
ところで、デパートで実物を見たときに感じた右側のシェルフが左側に侵食する話。やっぱりシェルフの骨組み(以下青で書いたところ)が左側のメッシュに多少食い込む感じ。
左側は多少骨組みが食い込んでも大丈夫な衣類等なら問題ないと思うのですが、繊細なもの(割れ物、傷がつきやすいもの)は右のシェルフに入れたほうが良さそう。
USBポートはこうなってる
スーツケースの中にバッテリーを入れておくと、外側のポートから充電できるシステムになっているのですが、具体的にはこうなっています。
こんな風に袋になっており、開くと青でマークしたあたりからUSBケーブルが出ています。長さも過不足ない感じで、小型のバッテリーを入れてスーツケースを立てたとしても、ケーブルが引っ張られることはない程度の長さの感じ。
ちなみに、10年保証の紙(?)とかの3点セットはちょうどここに入るので、私はここにしまってます(セットにしておけば無くさない)
で、外側にこんな風にUSBポートがあると。ちなみに本国で販売されてる限定カラー(Limited Edition)はこのUSBポートがないらしいのでご注意を。
ワンタッチ開閉がいい
私は長いことジッパータイプのスーツケースを使ってきたので、この手のタイプは初めて(なんていうの?ハードタイプ?)これすごくいい!閉めるのも開けるのも簡単!もうジッパーには戻れない。ジッパーしか使ったことのない方、一度試してみて欲しい。
総合評価:買ってよかった
一番の特徴であるシェルフシステムは本当に楽。
ちょうど使う予定があり、実際に部屋の隅にS字フックでシェルフを引っ掛けておいて、気がついたものをポイポイ放り込んでいるのですが、これ本当に便利ですよ。
これまでみたいに、旅行に出る前は部屋の片隅に小分けケースがいくつも並んで出発の朝までカオスな感じになることもない(そしていざ詰めてみたらキツキツだったり)
出発日の朝まで部屋の隅に吊るしておいておいて、サクサク荷物詰め込んで出かける前にパッと閉じるだけ。これは体感してもらったら分かる。旅先でも確実に楽なはず(近々使う予定なので、どうだったか追記します)
ワンタッチ開閉も最高。大きさ、重さ、価格なども良し。
出張が多い方だけでなく、スーツケースを探している方にはおすすめできる一品。
そして国内旅行でホテル2軒はしごして使ってきた話はこちら!
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