おはようございます、MAYAです。
会社を退職する際に迷うのが、健康保険。
現在加入している保健を任意継続するか、国民健康保険にするか。
新卒で入社し、一度も退職したことがない方は「なにそれ?」という話だと思うのですが、会社から離れた際に「こんなに払うの?」と痛感する社会保険料の一つ。
私はこれまでに、リストラ(事業所閉鎖・雇い止め)、短期派遣で食い繋ぐなどを経験してきています。
↓高卒・世間知らず正社員から世間に放り出された時の話
コロナで厳しい現在、正直誰もが明日は我が身。
一度、色んなシミュレーションをしておくのは悪くない。
リストラ経験者だから言えますが、
リストラ宣告された時、相当ダメージ受けます。
だけど、やらなくてはならないこと、考えなくてはいけないことは盛り沢山。
後ろ向きな時に、後ろ向きな計算をするのは辛い。
ちょうど私も健康保険のシミュレーションの為に色々調べていたので、その調べた事などまとめていきます。
この手の話は、もっと詳細にまとめているサイトがあります。
今回の記事では、そこまでの厳密な計算や詳細説明飛ばして、一体サラリーマンがどんなことに気を配って調べておくべきか、大きな幹の話です。
任意継続と国民健康保険
まず日本の医療保険制度は、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入する「国民皆保険制度」で、どこかの保険に加入しなくてはなりません。
任意継続とは
今加入している保険組合(サラリーマンなら健康保険組合)に、離職後2年間継続して加入できるもの。原則2年間保険料は変わらない。
国民健康保険とは
主に市町村が運営している保険組合。自営業者や無職の人などが主。所得に応じて保険料が変わる。
国家公務員や教職員などは共済組合、船舶の船員は船員保険などがありますが、会社勤めしている人は健康保険組合ですので、以下健保で表現します。
気になる金額の話
任意継続の場合
現在、毎月払っている健康保険料・介護保険料(年齢による)×2
健康保険料・介護保険料は会社が半額負担しているので、退職して任意継続となった場合、会社負担分も自分で払うようになります。
ですので、今払っている額の2倍(概詳細は人事や健保にご確認ください)
2倍って…結構な額じゃない!
そうなんです。結構な額なんです。
だったら国民健康保険の方が安そう。よし、国民健康保険!
落ち着いてください、そうとは限りません(←やっちまった経験あり)
国民健康保険の場合
具体的な計算式は、各市町村のHPなどに出ているので、そちらを参考にしていただきたいですが、退職前の所得によっては、任意継続よりも高くなることがあります。
ただし、目先の金額だけで決めてはいけない。
すぐに再就職するつもりで、2年も無職でいるつもりはない場合(大体がそうだと思いますが)、月額幾らか計算して、どちらが安いかで決めるかもアリですが、
国民健康保険のポイントは、前年度の所得で保険料が計算されること。
国民健康保険で検討すべきこと
- 任意継続は2年間金額が変わらない。
- 国民健康保険は、前年度の所得で保険料が変わる。
つまりこういうこと。
長期計画で計算してみる
仕事が見つからず2年間無職の場合で、退職時の計算だと国民健康保険の方が月額が少し高いとします。
- 任意継続:2年間同じ額
- 国民健康保険:1年目は任意継続より高いが、2年目は少ない所得で再計算されて保険料ダウン
一瞬高く感じた国民健康保険が、トータルで計算するとコスパいい?
そういうこともあります。
ただし健保で受けられて国保で受けられない手当(サービス)などもありますので、その辺りのメリット・デメリット比較も必須(病院で治療してもらう分には大差なし)
色んな減額措置も調べる
そして大事なのがこちら。
倒産・解雇、コロナによる失業、などの解雇により国民健康保険の支払いが厳しい人などに、各種減額措置などがあります(市町村により違う)
保険料を計算する際の所得金額を低く計算してくれるなど、色々な救済措置があります。
これは市町村のHPで調べたり、窓口で相談したりすれば得られる情報ですが、調べようと動かない人には落ちてこない情報です。
市町村は情報は開示しており、それを見つけるか、見つけないかで、支払う金額が大きく変わってくる。
任意継続と比較する時は、自分の状況含めて色々調べることをおすすめします。
国民健康保険は世帯主に通知される
なお、国民健康保険にした場合、世帯主に請求(通知)がいきます。
もし実家暮らしで親が世帯主の場合(世帯分離していない場合)親に通知がいきます。
結構忘れがちな盲点なので注意。
私はどうなんだろう?という方。
例えば選挙権が親の名前で家族分(自分の分も)きているなら、同一世帯です(選挙権は世帯単位で来るので)
世帯分離にもメリット・デメリットがあるので、興味がある方は調べてみてください。
本日もお読みいただき有難うございました。
リストラにあって「こんなに社会保険料を毎月払うなんて知らないよ!」となるか「うむ、シミュレーションしていた金額位だな、これならしばらくは大丈夫」となるかは、事前準備次第。
私が最初のリストラで、前者だったので。
自分の無知にびっくりしたものです。
↓本当に世間知らずだった私の話