おはようございます、MAYAです。
ぽやーっと正社員でいた私がリストラで外に放り出され、自分の無知ぶりに愕然とした前編。
派遣社員で働き始めた私は、正社員という地位だけでなく、自信も失っていました。
失うということは、以前は自信があったの?という話ですが、あったのかもしれません。ただ、正社員というだけで(本当にお恥ずかしい)
その資格、自信を持って言えますか
履歴書や職務経歴書というものを、離職して最初に作り始ましたが、履歴書の資格欄に違和感。
私は幼少期から高校を出たら就職しようと考えており、高校も就職に有利な学校を選んで進学していました。
高卒では圧倒的に商業系が強いのでそちらに進学し、卒業の段階で簿記2級を取得。
もちろんこの時、履歴書にも書いたのですが、その資格を取ってから何年経過している?12年です。
経理部ではないものの、その手前の業務などはやっていた。
全く簿記を忘れているという訳ではない。
もちろん資格を持っていない人よりは知識はある。
でも「簿記2級持ってます(できます)」と今の私は言えるのか
言えない。
簿記は好きだし、手放したい資格ではない。今後も活かしていきたい。
よし、取り直そう。
そう決めた30歳の私。
いきなり2級の勉強を始めるにはブランクがあるので、ウォーミングアップのつもりで、まずは3級から勉強。
学生時代にとってるんだから簡単でしょ?と思われるかもしれませんが、12年経ってますから、それなりに時間は費やしました。
参考書を買い、毎日仕事から帰ってから「1章分は勉強する」といった風に決めて、数ヶ月で合格といった感じ。
簿記は毎月試験をやっているわけではないので、受験時期を逆算して1日の勉強量を計算したという感じです。
そのあとすぐに2級の勉強にも取り掛かり、同じように毎日勉強。こちらも無事取得。
すぐにこの資格が活きたのか、というとそうではありませんが、何より、私は簿記2級持ってます!と自信を持って言えるようになったのは、すごく大きかったです。
関数の壁を越える
そして簿記と並行して勉強していたのが、Excelの関数。
Excelは好きだったのですが、どうも関数に苦手意識があって避けていました。
Vlookupあたりから苦手になった感じ。
派遣で勤めていた会社に関数に強い女性がおり、「すごいなー、いいなー(羨ましい)」と日々思っていました。でも私苦手だしな…と後ろ向きでいたところ、派遣会社のサイトを見たら、勉強会があるではないですか。
派遣会社はスタッフの福利厚生として、無料・有料はありますがいろんな講習会をやっていたりします。
有料でもそんなに高くありませんし、何より私が知りたいと思っていた関数の勉強会がある。行くしかない!
Vlookupでつまづいていた私ですが、どうやら関数は水があっていたようで、次から次へと勉強会へ参加し、今では関数に強い人、と言われています。
もちろん関数は勉強会で覚えただけでは活きないですし、忘れます。
ですが実務で使えばどんどん理解度も増します。
実践あるのみですが、関数?何それ?という丸腰で実践に出ると砂漠に放り出された気分になるので、一回でも勉強会で「そういうことか」と落とし込んでおくと、次に使う時に引き出しやすいです。
ただし、関数!?うわー鳥肌立つし無理!という方は無理しない方がいいと思います。合う・合わないがある世界なので。
関数あるあるですが、使えるようになると使いたくなります。
ですが、関数は多用しすぎるとそれはそれで弊害もあるので(関数が分からない他の人が修正できない、ファイルが重いなど)、皆で共有するファイルなどは ほどほど ということも重要。
MOSのメリット
MOS=マイクロソフト オフィス スペシャリストの略です。
関数などを勉強した私ですが、これらを履歴書の資格欄に書ける何かはないか(日商簿記2級、みたいな)と探していた時にMOSにたどり着きました。
MOSなんて履歴書に書いたところで、役に立たないでしょ?という人もいると思います。そうかもしれません。
ただ、私が履歴書に書けるという理由でMOSの勉強を始めたところ、思わぬメリットがあったのです。
え、こんな使い方あったの?
これです。皆さん、PowerPoint、Excel、Word、このオフィス3種の神器ソフトを使うにあたり、パソコン教室に通ったことありますか?ほとんどの方がないですよね。
大体、実務で使いながらなんとなく覚えていく、という方が多いと思います。もちろんこれでも使えるのですが、これは変速ギアがついている自転車を、ずっと3速だけで走っている、という可能性があります。
実務で覚えると業務で使う機能しか覚えないので、もっと根本的な部分(変速できるの?みたいな)が抜け落ちたりします。
私はMOSの受験勉強をしたことで「こんな機能が!こういうことだったのか!」と目から鱗なことが沢山。
結果、MOSの資格だけでなく根本的なOfficeソフトスキルも向上。
試験を受けないにしても、MOSの参考書を買って勉強するだけでも相当違います(中古で十分です)。おすすめです。
私は要らない人なんだと思う日々
スキルをせっせと磨いていた私に、リーマンショックです(2008年)
派遣切りというものですね。
まぁ仕方ないですよね、そういう時の人員調整の為の派遣社員だし。とは客観的にわかりますが、凹みます。
その後は、アップデートした資格を活かして色んな会社で勤務。1ヶ月の単発から数ヶ月の案件まで。
作業日数がどうしても決まっている短期集中の仕事で毎日終電(社員はさらに残って、深夜にタクシー帰宅)という職場も経験。
もちろんこの間に、面接を受けても受けても落ちるという時期もあります。
面接で落とされると「あなたは要りません」と言われた気になってくるんですよね。人格否定された気分です。
平日の昼間にスーパーに行ったりすることも後ろめたくなり、私なんて社会に必要とされていない、そんな思考しかできなくなる。
でも今、客観的に考えると、それは違うんですよね。
会社はあなたを否定しているのではなく、この職場には合わないな(今いるメンバーのカラーとちょっと違うとか)といった判断なのです。決してあなたが社会に要らないと言っているというわけではないのです。
なぜなら、こんなこともあるからです。
オーバースペックってなに?
ハローワークの就職相談に行った時に、職員の方に衝撃的なことを言われました。
「あー、あなたはオーバースペックで落とされてしまうタイプだね」
は?オーバースペック?何それ?
要するに、今いる社員とのバランスが取れない(一人だけ仕事がすごく出来ても困る)という理由で落とされるということです。
はぁ!?必死にスキルアップしてきたのが無駄ってこと?
「こんなこと言うのあれだけど、もっといい加減に働いてる人が本当に多いんだよ」
ナニソレ。
当時は灰になりそうな気分でした。これまでの努力を全て否定されたような感じ。
補足ですが、職員の方はすごく親切で、向いてる業種など親身に相談に乗ってくれました。このアドバイスがないとオーバースペックなんて考えたことがなかったので、本当にいい出会いでした。
オーバースペックという衝撃的な事実を突きつけられた私のこの後のことは、また明日。
このあと救いのない話?と不安な方、大丈夫です。救いがあります。
しかし、書いていると当時のことを思い出してきますが、落ちまくっていた時は本当に心が荒んでいました。わざと買い物は夕方に行ったり、さも仕事してますみたいなふりしたり。
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