おはようございます、フラミンゴの庭 MAYAです。
私が20代の頃(2000年代前半)大好きでDVD-BOXを買ってまで繰り返しみたドラマ2種を紹介。
お家時間が長くなり、いい加減オンデマンドで観るものがなくなってきた、なんて人もいると思うのですが、よろしければ。
1本目の「すいか」は無料で見られます(Hulu、TSUTAYAディスカス)
2本目の「ぼくの魔法使い」は探した限り無料で観られる所が見つからないのですが、もしかしたらお近くのレンタルビデオ店などにはあるかも。
すいか(2003年7月期)
日本テレビのサイトはこちら
- 出演:小林聡美、ともさかりえ、市川実日子、浅丘ルリ子、小泉今日子、もたいまさこ
- 脚本:木皿泉(1-6、8-10)、山田あかね(7)
これは本当に名作。放送日を毎週楽しみにしており、ビデオに録って何度も何度も繰り返しみていた。そしてDVD-BOXも購入。
→この記事を書いた日(2021.7.21)にBlue-rayが発売されました(知らなかった)
こんなに時間が経ってからBlue-rayが出るって、どれだけ愛されているか。Vapの特設サイトはこちら。
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無料で観る方法
- Hulu…2週間無料トライアルがあり
- TSUTAYAディスカス(宅配DVDレンタル)…「定額レンタル8」が30日間無料
世のしがらみでガンジガラメになり、にっちもさっちもいかなくなり煮詰まっている30代半ばの信用金庫職員と、他人としがらみを持って生きていく事が面倒くさく、怖くてたまらない20代後半の売れない漫画家――。
この時代からこぼれ落ちた2人が、“賄い付き下宿”というまさに流行から取り残された場所で出会い、暮らし始める。
この2人に少なからず影響を与えるのが、下宿屋の2人の同居人――人生を超越したかのような年齢不詳の女性大学教授と、人生はこれからとばかり張り切る大家の女の子。そして、自分の人生を変えようと会社の金3億円を横領して目下逃走中の女。彼女たちは、下宿屋での生活の中で今までの人生を見直し、ちょっとだけ成長して、それぞれ新たな一歩を踏み出していく。そんなそれぞれの人生模様をユーモラスに描いたホームコメディー。
日テレHP すいか ストーリー(第一話)より
「かもめ食堂」好きなら是非
放送当時、視聴率はふるわなかったのですがコアなファンは多く、ハマる人は大ハマり。もし「かもめ食堂」が好きでこのドラマを見たことない方がいたら本当におすすめ。
ちょっとセピアな空気感とか、キッチュなファッションとか(市川美日子さん、ともさかりえさんがもうもう可愛い)、美味しそうな食事とか、ノスタルジックな建物とか、好物満載。
どの年代が見ても共感する人がいる
このドラマのすごい所は、どの年代で観ても共感する年代の人がいるということ。
ハピネス三茶の大家である市川美日子さんが20代前半、売れない漫画家の20代後半がともさかりえさん、煮詰まった30代信金OL役が小林聡美さん(同僚が小泉今日子さん)、突き抜けた50代(?)大学教授が浅岡ルリ子さん。
ドラマが放送された頃はともさかさん世代として感情移入し、しばらくしたら小林聡美さんに。そして40代半ばになった今は教授(浅岡ルリ子さん)みたいになれたらいいなぁなんて思いながら、観ている。
セリフがいい
そしてセリフが刺さる。刺さりまくる。流石の木皿泉さん脚本。
「いいこと言うよ」といった感じではなく、何気なく発する言葉の色々がそれぞれの立場・タイミングでグッとくるものが多い。
ちょっと背中を押してくれたり、なんとなく閉塞感を感じている時に窓をちょっと開けて風を入れてくれたり、心がちょっと軽くなったりするドラマ。夏に見ると気分倍増なのでこの夏是非。
ぼくの魔法使い(2003年4月期)
日本テレビのサイトはこちら
- 出演:篠原涼子、伊藤英明、古田新太、西村雅彦、阿部サダヲ、小田茜、井川遥、速水もこみち、ベッキー
- 脚本:宮藤官九郎
無料で観る方法
残念ながらオンデマンド配信、TSYTAYAディスカスでも見つけられず。レンタルすら難しい状態なので、もしお近くのレンタルビデオ店などにあったら是非。
今、最も注目されている脚本界の風雲児・宮藤官九郎が、魅力的な役者たちを従えて、“夫婦の優しい愛と内助の功”をテーマにして贈るコメディー。
ドラマの主人公は、ちょっと頼りないがメチャクチャ優しい夫と可愛い妻。
2人はお互いの幸せを何より考えるが、その思いは空回りするばかり。
そんな夫が、一癖も二癖もある人物が揃っている便利屋に就職し、さまざまなトラブルに巻き込まれる。
夫のピンチを何とかしたいと、妻は、内助の功を発揮するのだが、予想もしなかった異変が起きて――。視聴者を心地よいスピードに乗せ、笑えて、ハラハラして、ビックリして、最後にホロリと泣かせる、ステキな胸キュン・ドラマだ。
日テレ 僕の魔法使い 番組概要より
くだらないんだけど何故か沁みるクドカン脚本
るみた〜ん、みった〜ん、と呼び合うバカップルというかバカ夫婦炸裂な二人(篠原涼子さん、伊藤英明さん)を軸に、一話完結でエピソードが進みます。
ある日るみたん(篠原さん)と敏腕塾講師(古田さん)がぶつかってしまう。それ以降るみたんが一生懸命頭を使うと、見た目と頭脳が古田さんになってしまう(でも中身や心はるみたんのまま)そのキレものになった頭脳で問題を解決していくというストーリー。
ちなみに古田るみたんになっている間、古田さんは魂が抜けた状態なので、入れ替わりではない。
そんなシュールコメディーな設定ながら、だんだんそんな古田さんが可愛く見えてきたり(外見おっさんだけど中身はるみたんだから)トラブルを解決したり、しみじみしたり、たまにズバっと言われたり。
たまに、るみたんがすごくいい事言ったりします(篠原るみたんか「頑張れ」という言葉について言う2話が特に良い)
この時だからこその脇役贅沢使い
井川遥さんは、井川遥役として登場します。ちなみに当時の井川さんというと、癒し系グラビアから女優にシフトチェンジした頃。
アデランスのCMや、まろ茶のCMとかに出ており、川辺で2リットルペットボトルからゴクゴクお茶を飲んでいた頃です。
古田さんがそれをドラマ内でパロっていますが、知らないと何のこっちゃかもしれないので、知らない方は「井川遥・まろ茶」でYoutube検索してみてください。よりドラマが楽しめます。
ベッキーさんもレギュラーでちょこちょこ出ていますし(子持ち設定で、子供の名前が確かカローラ)もこみちさんはサブリミナルで登場する、やたら小顔で舌足らずで長身なイケメンという設定。
ちなみに子役時代の神木隆之介さんが第二話でチョロっと出てます。
今となっては豪華なメンバーですが、そのメンバーを贅沢使い。そんなところも見所。
本日もお読みいただき有難うございました。
断捨離でDVD-BOXは手放してしまったので「ぼくの魔法使い」は私も見返せない。この記事を書いていたら俄然観たくなってきた。
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