【おすすめ本】おっさんずラブが好きならぜひ読んで欲しい1冊

【買】買い物

フラミンゴの庭 MAYAです。

ここ最近イチの本に出会いました。2019年にアメリカでベストセラーになったというこちら。

赤と白とロイヤルブルー

赤と白とロイヤルブルー/ ケイシー・マクイストン (著) 林啓恵(翻訳)
created by Rinker

おっさんずラブが好きだった人は読むべし

とりあえずポチってください。2週間位この1冊の世界に浸れます。

一気読みした後に、もう一度細部の伏線を拾いながら読み込むのがおすすめ(登場人物が外人だし、大統領選挙とか色々絡んでくるので、初回で全部拾おうとすると頭がパンクする)

BL(ボーイズラブ)要素はあります。だけど、それだけじゃない。

ネタバレしすぎない程度に、この本の紹介を。

アメリカ大統領の息子と英国王子の恋

初のアメリカ女性大統領の息子アレックスと、ジェームスボンド(演じた俳優)を父にもつ少女漫画から抜け出たような長身ブロンドブルーアイのヘンリー王子(母親が現女王の娘)

何かと比べられることが多く、ヘンリーをライバル視しているアレックス。

招かれたフィリップ(ヘンリーの兄)の結婚パーティーでやらかしてしまい、米英の国際問題回避のために、ヘンリーとの仲良しキャンペーンを行わなくてはならなくなる。

死んだ方がマシだと思いつつ、親友ごっこをこなしていると、いけすかないと思っていたヘンリーの本当の姿に接したりするうちに気持ちに変化が。

そして「ただの人」ではない2人にとっては突破しなくてはならない問題が山積み。

大統領一家、再選問題、英国王室、ゲイ、バイセクシュアル、スキャンダル、親の離婚、親との死別。

といった感じの話。

文庫にしては高いけど価値あり

この本、文庫本なのですが650ページ程あります。お値段なんと1518円(税込)

文庫で1000円超え?と震えますが、一般的な文庫本の1.5〜2冊分と思ってもらえれば、値段的には妥当かと(今、文庫でも600円超しますし)

とはいえ、高いと思うのは否めませんが、この本がハードカバーだったら一体いくらになってしまうんだ、という事を考えると、持ち運びのしさすさを考えても文庫はありがたい。

そして、これだけページがあるということは、それだけの内容があるということ。

私は読み終わるのが勿体なく、大事に分割して一巡目を数日かけて読み、さらに二巡目で読み落としていたものを拾いながら読み、なるほどなぁと2度幸せになるという時間をもらった。

これだけ楽しめるのなら、この値段も納得。

ランチ1回我慢して、この本でしばらく楽しむのはどうでしょう。

ただの惚れた腫れただけではありません。

なんたってアメリカでベストセラーになる位ですから、薄っぺらかったらベストセラーにならないでしょう。

アメリカとイギリスを行ったりきたりしながらの、ワールドワイドな恋人物語。

本の中盤でQueenの音楽が出てきたら、是非このYoutubeを聴きながら読んでほしい。

Don't Stop Me Now (… Revisited)

おっさんずラブでの林遣都さん演じる牧の目に、その奥にある色々を感じ取ったように、この小説の中でも、アレックス・ヘンリーから色々感じとる部分がある。

もう読んでいて、2人を放っておいてやって!と思うけど、世間はそうしてくれない。なぜなら公人だから。

そしてこれは言わせていただきたい。

安心して最後まで読んでください。

そしてスキマスイッチのRevivalを聞くのもあり。

スキマスイッチ – 「Revival」Music Video:SUKIMASWITCH – REVIVAL Music Video

「普通とは」一体

本の中でセクシャリティに悩むアレックスのこんな一文がある。

「もしストレートなら、自分がストレートだと納得するのにこんなに時間はかからないのではないか」

赤と白とロイヤルブルー P179より

なんかこれって、セクシャリティだけでなく、日々の悩むことの色々に関してもそうな気がする。

例えば、やってみたいことがあるけど、それをやるのは一般的ではない(前例がない)からやめておこうとか

今の仕事を辞めたいけど、今の仕事を辞めない方がいい理由を一生懸命考えるとか

それって、やってみたい・今の仕事を辞めたい、というのが本音だよね?みたいな。

ふと、そんな事を本を読みながら思う。

そして、この本は実写化しないで欲しい。それぞれが思い浮かべるアレックス・ヘンリーのイメージでいたい。

時代は流れている。そして変わっている。

↓他のお勧め本など

【おすすめ文庫本】通勤読書・お家時間にもピッタリ
動画に飽きた方に、持ち運びもしやすいお勧め文庫本紹介(男女問わずオススメ本)たまにはスマホをしまってデジタルデトックス。
【40代におすすめの洋画7選】昔懐かしい映画紹介
長引く自粛期間で観たい映画もなくなってきた頃。日曜洋画劇場があったVHS時代に観た洋画の紹介。

タイトルとURLをコピーしました