おはようございます、MAYAです。
昨日、40代にお勧めの映画7選を書きましたが、もう動画は飽きたよ、という方もいるのでは。
そんな時は読書。
しかも持ち運びしやすい文庫でオススメを紹介。
男性・女性、年代問わずお勧めの本です。
愉快痛快「大富豪同心」
作者:幡大介(ばんだいすけ)
NHKでドラマ化もされているので、そちらでご存知の方も多いかも。
江戸一番の札差、三國屋の末っ子放蕩息子・卯之吉。そんな孫を溺愛する祖父・三國屋徳右衛門が金にものを言わせて同心に。腕っぷしも全くない卯之吉が有り余るお金を使って、江戸の事件を痛快に解決する話。
基本1冊完結。安心安定の水戸黄門・ごくせん仕様で最後にきっちり話が収まるので、スッキリと気分良く読み終えられます。
老中が登城する時の大名行列はいつでも全力疾走(老中は振り落とされないように必死)なんていう、江戸トリビアもあったりして、勉強にもなる(このエピソードは(16)天下覆滅)
現在、25巻まで発刊。
日本ファンタジー「八咫烏シリーズ」
作者:阿部智里(あべちさと)
日本神話にも登場する3本足のカラス(八咫烏) 人間に変身することができる彼らが山内(やまうち)という世界で繰り広げる異世界ファンタジー。
十二国記やハリーポッターが好きな方は、好きなはず。
初めて読む方に順番で注意点。
- 烏に単は似合わない
- 烏は主を選ばない
順番でいくとこうなのですが、実は1.2は表裏になっています。
(1)は途中までの印象が「女性向けの話」「大奥的な話」といった感じのため、ここで脱落してしまう人もいるかと。
本当にもったいないので(1)を残り1/5まで読み進めるか、先に(2)から読んでみてください。男性にもお勧め。
雪哉の性格の悪さが最高です(いい意味で)
昨年あたりからカバーイラストが一新されたので、ん?写真と違うと思う方もいると思いますが文庫版でも2種類混在。
現在、第1シリーズが完結し、第2シリーズがスタートしています。
文芸春秋の「八咫烏シリーズ」公式サイトはこちら
もはや自己啓発本「隠蔽捜査」
作者:今野敏(こんのびん)
こちらもドラマ化されているので、ご存知の方もいるかと。警察小説。
エリート警察官僚の竜崎伸也。全ての物事は原理原則で考え、忖度なしの変わり者。そんな信念を貫き通し、見事に事件を解決。
ただの警察小説と侮るなかれ。この竜崎の信念の突き通し方、周りへの接し方を見て(読んで)いると、日々忖度にまみれている会社員の濁った視界を晴らしてくれる。
ん?なんかもっとシンプルに考えたらいいんじゃないか?
なんて考えたりしてしまう。もはや自己啓発本でもある。
とにかくスッキリします、お勧め。
心ほっこり「ワーキング・ホリデー」
作者:坂木司(さかきつかさ)
ホストクラブで働いていた沖田大和の前に、以前別れた彼女との間の11歳になる息子が現れる。夏休みの間一緒に暮らすことになるが、ホストクラブで問題を起こしてしまい、オーナーの計らいでハチさんマークの宅配便会社で働くことに。しっかり者の息子と新米父の交流を描く。
作中に登場する「ハニービー・エクスプレス」は、実際にヤマト運輸さんに取材協力いただいたとのことで、宅配の裏側というか、苦労もリアルに描かれています。
これを読むと、荷物の出し方に気をつけようという気持ちになります。そして宅配会社の皆さん、有難う。
オーナーのジャスミンも素敵。
なお、主人公の大和は子供ができたから別れたとかではなく、子供ができていたことすら知らなかった男気熱血系ホストです。
本日もお読みいただき有難うございました。
ここで紹介した本は、大体図書館にあると思いますので、よろしければ。
私は今、大富豪同心2巡目。
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