フラミンゴの庭 MAYAです。
あらすじ:3フライトしか使わないワンワールド世界一周券(ビジネスクラス)でボストン経由して目的地ロンドン・リッチモンドへ。時差ボケ対策したりM&Sに毎日通ったり部屋に花を飾ったりして過ごしているリッチモンド滞在記。
リッチモンド滞在紀パート3、なにげなく足を運んだキューガーデンズがめちゃくちゃ良かったので、翌日はリッチモンド・パーク(Richmond Park)に行ってみた話である。
本日のお品書き(UK時間:2025/3/18火)
- 元狩猟場の広さは伊達じゃない
- リッチモンドの犬はお行儀が良い
- 日差しがきびしー!
記事内のリンクは最後にまとめて貼ってあります。
リッチモンドパークとは
リッチモンド・パークとはその名の通りリッチモンドにある広大な公園である。大きさは900haもあり墨田区ぐらいあるらしい。
公園というと季節季節の花が植えられて花壇があって、みたいのを想像するかもしれないが、リッチモンドパークは元王室の狩猟場だったのでそんなレベルではない。

ずばーんと開けたところもあれば池(っていうか湖レベル)もあるし森もある。シカもいるのだが奈良公園のシカを思い浮かべてはならん。奈良のシカは人慣れしすぎているし(というか人間をシカせんべいを供給する二足歩行の生き物位にしか思っていないだろう)角も切られているが、ここの鹿は女王様のもので(今でいうと王様のもの)当然傷つけてはならないし、自然そのままの姿でいる(でっかい角の鹿がいる、私は遭遇できなかったが)なのでシカとは50mのを取りましょうという看板もそこかしこにある。

ロンドンなのに猛烈ピーカン問題
はてさて早朝である。ロンドンと言えば曇りのはずなのに、なんかめっちゃくちゃ晴れである。ロンドンは1日のうちに四季があるから晴れていても急に曇ったり雨が降ったりするとか事前記事で見かけていたけど、天気予報見る限り1日スコーンとした青空っぽい。

こりゃあ散歩日和だぜ!と喜んだのもつかの間、日差しが強すぎる。日本でも春先に突然日差しが強い日があったりするが、まさにあれである。サングラスはもってきてるけど…いやいや、これから行くの森だぜ?帽子いるだろ。
ってことでリッチモンドパークに向かう途中でまたM&Sによる(通り道にある)ちなみにM&Sまでの道中はこんな景色である。


売り場をうろうろ回ってみて、ツバが広い帽子も考えたがそういう帽子かぶってる人いなさそうだし目立ちすぎるので、紳士売り場で黒いキャップを買う。
てくてく道なりに歩いてゆくが結構高低差がある(ホテル・駅の辺りは割と平坦だ)テムズ河やオシャンティーな家を眺めながら進んでいくとベンチがあったので、そこで荷物をおろしてキャップの値札タグを外す(機内持込用のミニミニはさみを持ってきた)



すでにサンサンと太陽に照らされているので、さっそくキャップを被る。
なんか全身黒づくめになってしまったのでアジア人の見分けがちょっとつく英国人は私を韓国人と思うんじゃないかなと客観的に分析する(ALLブラックコーデが韓国人男性の超勝手なイメージ)
ま、もちろん日本人が私を見れば、どうみても日本人なんだけど。
やばい、でかすぎる
リッチモンドパークの正門であるリッチモンド・ゲート(Richmond Gate)に到着。以下の写真でどんな日差しなのかお察しいただけるであろう。3.4月にたまにある容赦ないやつである。

着いたはいいが、でかすぎてどっち行っていいかわからん。とりあえず自転車置き場のデザインが良かったので残しておく。

無計画は危険な広さ
普通の公園なら、とりあえず一周すっか!って感じだが、まじで歩いて一周は無理である。なんせ墨田区なんで。


出入りできるゲートも数が限られているので、途中でショートカットして外に出るとかできない。とにかく入ったらどっかのゲートに辿りつかないと出られないのだ。
とりあえずしんどかった場合に中断できるよう、次のゲートがある方向の道を進む。
リッチモンドパークの犬事情
平日午前中ってこともあるかもしれないが、すれ違うのはマラソンしてる人か犬連れである。マラソンしてない人は犬同伴率90%である(私調べ)

ちなみにリード必須エリアもあるが(鹿がいるエリアとか)基本はリード不要なので犬は自由に走り回っている。躾がすごくされている印象で、むやみに吠えている犬はほとんど見ないし、飛び掛かってくるような犬もいない。とはいえ犬がフリーダムなので犬恐怖症の人はリッチモンドパーク散策はやめておいた方が無難である。なんせ広大なドッグランのようなものである。

日本だとチワワとか小さい犬が多いけど、こんだけ自由に運動させられる場所があるリッチモンドである(リッチモンドは金持ち住宅街である)、基本大型犬が多い。
あまり犬種詳しくないけどドーベルマン的なフォルムなやつとか(短毛でシュッとお腹へっこんでる的な)なんかでっかいプードルみたいな(でもプードルじゃない)毛がモフってるのとか見かけた。
途中柴犬を見かけたのだが多分連れてる人日本人だったと思う(声かけなかったけどなんとなく)ちなみに大型犬でもシベリアンハスキーとかゴールデンレトリバーはほとんど見かけなかった。
基本犬の糞は持ち帰り方式のようで(わんわんごみ箱がいたるところに設置されている)犬の糞はさほど見かけないが、馬の糞は落ちているので気をつけよう。時折飼い主が何度呼んでも戻らない犬は、馬の糞を一生懸命嗅いでいた。


にしてもキャップ買ってきて正解だった。日差しがまじやばい。
気温は高いんだけど風が出ると結構寒い、でも歩いてるから身体はぽかぽかして暑い。こんな暑い寒いの繰り返しで首元のストールをまいたり外したりを繰り返しながらひたすら歩く。



ひとまず次のゲート付近まで到着。ゲート付近にはだいたいバス停もあるので、やめる場合はゲートから出てバスに乗ってしゃーっと帰ることが可能である。私はまだいけそうなので歩みを進める。ずばーっと同じ景色が広がっていたからずーっと同じような場所かと思いきや、やはり進んでいくと景色は変わってゆく。同じ景色の1か所の範囲が猛烈にデカいってだけのはなしだ。
荒涼としたところから超巨大ドッグランになったかと思うと、倒れた木が良い感じにベンチになる明るい森が現れたり、といった感じである。
ベンチはないと思った方がいい
キューガーデンズはいたるところにベンチがあったが、リッチモンドパークには基本ベンチはないと思った方が無難である。もちろん景観がいいところにはあったりするが、広さに対してはあまりに少なすぎる。

私はいい感じに木漏れ日で半日陰になる倒木を見つけて、そこに腰かけてしばし休憩した。途中、目の前を高齢犬ブルが飼い主とゆっくり散歩していたので犬に手をふると、興味を持ったのがこっちを見て立ち止まってしまい、飼い主に抱えられて去っていった。




雨の後は靴に注意
ちなみにパーク内の道の種類は大きく3種類あって、1つは舗装された車も通れる道(主に車と自転車)2つ目は舗装はされてないけど整備された道(自転車と歩行者)3つ目は歩行者しか入れないような道、という感じである。
散歩する場合は2.3の道を主に使うと思うが、雨の後などはぬかるむと思うので状況によってはレインブーツみたいな靴でないと厳しいかもしれない。
ちなみにパーク内には道路も通っており、パークを車で回る人もいると思うし、普通に道路として使ってる人もいると思われる。
パークのほんの一部を小さく回ってきて朝と同じ場所(ゲート)に戻ってきた。ざっくりだが私が回ってきたルートはこんなである。地図上左上のハートマークはホテル、その下の緑の旗はM&Sである。

映えスポットのリッチモンド・ヒルで休憩
日差しが強かったこともあって体力が思ったより削られたので時間的には早いが帰ることにする。

道中には映えスポットとして紹介されているリッチモンド・ヒルがある。ここから望む夕日が最高らしい。

この写真のまーっすぐの道、歩いたら気持ちよさそーって感じだが、見た目以上に傾斜があるので注意だ。なぜならば、私は往路でこの道を下から登ってきた経験者だからである。
復路はそんなことより休憩第一。こんな位置にずらーっとベンチが並んでいるので座って休憩したり景色みるのがよろし。



とにかくリッチモンドパークはガチの広大な公園なので、軽い気持ちでいくと後悔するレベルである。足腰に自信がない人は大人しくキューガーデンズにしておくことをオススメする次第である。キューガーデンズも広いが、あちらは車で公園内を案内してくれるやつもあるので(連結トロッコみたいなの)全年齢向きである。
日焼け止めとクリームを買う
帽子をかぶったもののばっちり日焼けしてしまい、翌朝顔が赤くなってしまった。加えて硬水の為肌のダメージが大きく、日本から持ってきているワセリンだけでは太刀打ちできなくなってしまった(私は肌断食を8年?ほどしており、基本的に化粧水などは使っていない)
Holland & Barrett
さすがに日焼け止めを調達しなければまずそうだと思い、目に付いた意識高い系ドラッグストア「Holland & Barrett」に入った。
が、しかし。店内をぐるぐるするがサンスクリーンが見当たらない。
仕方なくレジの人に聞くと「あー、あるにはあるんだけど、高いしちょっと微妙なのよねー」って感じで売り場に案内してくれたのだが、確かに高くて微妙だった。
確かに高いねーなんて話してると、駅周辺とかに行けば日焼け止め売ってるところあるから、そっちで買う方がいいと思うわよ!みたいないアドバイスをいただいた。
「いやー昨日日差しがキツくて日焼けしちゃってさー」「確かに昨日やばかったねー。やっぱこうツバのひろーい帽子かぶんなきゃ!」「でも誰もそんな帽子かぶってなくない?」「まぁそうなんだけどねーw」
みたいなやりとりをして、とりあえずヴェレダのスキンフードのミニサイズ(£2.99)を購入した。ちなみにこのミニサイズって過去にアメリカでも買ったことあるけど、日本では未展開のような…?

余談であるが、そんな流暢に英語で会話できるの?って思う人がいると思うが、そうではない(そうなりたいが)カタコトとボディランゲージで結構通じるものである。最近海外旅行で痛感するのが、下手にI’d like to~みたいな出だしを丁寧に言おうとすることよりも(もちろんそれも大事なのだが)あくまで言語はコミュニケーション手段なので、シンプルに伝えたい事・物を単語で伝える方が、割と伝わるなーということである。
なので上記の会話の「昨日日差しきつくってー」に関しては「Yesterday、Sunshine、very hard」の3単語しか使っていない(後はボディランゲージ)英語が不安で海外旅行や一人海外をあきらめてる人がいたら、今はGoogle翻訳もあるし単語でも割といけるということをお伝えしたい。
Boots
やっぱり日焼け止めも欲しいということで、THEドラッグストアの「Boots」(ブーツ)に行った(さっきの店の並びの数件先)
そしたらあるわあるわ。逆にありすぎてどれを買っていいか分からん!って感じである。あまり大きいの買って肌に合わなくてもいやだし、ということでSPFも低めの30のこちらを購入
Soltan Protect & Moisturise Brightening Facial Suncare Lotion with Vitamin C SPF30 50ml(£8)

そしたらこちらが結構よくって。日焼け止めってどうしても肌がきしきしする感じがあるんだけど、これはそれもないし、肌につけても重たーい感じもなかった。非常に結果オーライな買い物であった。
リッチモンドパークはリッチモンドパークで良かったのだが、やっぱり私はキューガーデンズの方が好きだな、ということで、キューガーデンズをリピートすることになったのであった。
ということでリッチモンドであれこれR-3は終了、R-4に続きます!

記事の現在地【⑩R-3】
次はこちら▶⑪R-4

前はこちら◀⑨R-2

↓肌断食してるって意識はもはやない

↓切れ味もいいし機内持込もできる
