フラミンゴの庭 MAYAです。
2025年6月、インド洋に浮かぶ島国のスリランカに一人旅で行ってきた。まず(1)として、スリランカに行くために事前に手配したあれこれをまとめておく。
50の足音が近づいてきた私の旅行のスタイルとしては、一人旅、スーツケース利用、コスパよりも快適・安全性優先、個人手配、という感じである。一人旅なので時間の余裕は心の余裕ということで、スケジュールもかなりゆったりめ。一人旅でなくともパッケージツアーが苦手で、もっと自由に回りたい旅行を計画している方には、少しはお役に立てるかもしれん。
ちなみにコロンボ空港は色々お作法があるので、初めての方はこちらのお目通しをどうぞ。

記事内のリンクは最後にまとめて貼ってあります。
ETA手配・外務省情報チェック
ETAは必須だが今は無料だ!
2025年7月現在、観光でスリランカに入国する場合は電子入国許可(ETA:Electronic Travel Authorization)が必要となるので、必ず申請しておこう。イギリスのETAは全くつかえんアプリ推しをかいくぐってWEB申請したが、スリランカのETAはWEB申請のみである。
そして現在、日本人はETA費用は無料である!観光復興の為、いくつかの国に対して無料措置を取っておりその中に日本も入っている。これは「有料にするよー」と通知があるまでは無料ということなので適宜変わっていくと思うが、とりあえず今はタダである!
WEBから申請して、結果はメールで送られてくるので(私の時はわりとすぐに返事届いた)それをプリントアウトして旅行時は持っていこう(入国時にパスポートと一緒に入国審査官に出す)
外務省の情報を必ずチェック
刻一刻と変わる世界情勢、行こうと思っている国がどういう状況なのかは、必ず外務省のHPでチェックしよう。ちなみにスリランカは「レベル1:十分注意してください」(黄色)である。
昨今はYoutubeやインスタで情報集めただけで準備万端と思ってしまう人もいるかもしれないが、個人旅行であればこの手の情報は確認必須である(もちろんツアーでも添乗員さん任せにせず自分でもある程度は調べておいた方が良いと思うが)


あと、旅慣れた人は当たり前にやっていると思うが「たびレジ」にも必ず情報を登録しよう。登録しておくと、その国での注意喚起(デモの情報なども)の情報がメールで送られてくるし、なにより有事の際、外務省の人が私達の情報把握が容易になる=私達にリーチしやすくなるはずなので、こちらもツアー・個人旅行に関わらず必ず登録だ。
観光タクシーの手配
バックパッカー旅行が好きな方でない限り、スリランカを観光で廻ろうと思うのであれば観光タクシーは必須である!理由はこれだ。
- スリランカは広く(北海道より一回り小さい位)観光地は散らばっている
- 公共交通機関利用はあまりおすすめできない(ディープな経験をしたい人はよいと思うが)
スリランカは広く公共交通網が脆弱
ツアーの場合はツアー会社がバスや紅茶列車の手配などをしてくれると思うので、あくまで個人旅行向けに話を進める。
スリランカはいわゆる観光地とされるコロンボ、ダンブッラ、シーギリヤ、キャンディなどは距離が離れている。仮に首都のコロンボを東京としよう。ダンブッラまで車で2時間半~3時間、イメージ的に東京から長野まで車で移動する感じである(もちろん新幹線のようなものはない)とにかく一つ一つが離れていて、移動手段はたいてい車しかない。配車アプリのUberやPickMeで都度呼べばいいと思うかもしれないが、辺鄙な場所だとそもそも来てくれなかったりする。
確かバスもあるようだが(もともと想定してないのでよく調べてないが)現地でタクシーの中からバスを散々眺めてきた私からすると、いわゆる大人が普通の旅行をしたいのなら避けるのが無難だ。日本の路線バスを想像するかもしれないが、もっとハードだから。

ちゃんとバスを選ばないとクーラーも無くてなかなかにきびちいと思われる(スリランカは通年28-30度ほどで、湿度も高め。東京の6月と思っているとよいかも)窓全開で走ってるけど、排気ガスもすごいし器官系が弱い方はまずやめたほうがよい(トータルクオリティとしてはだいたいこんな感じのバス↓)

オススメの観光タクシー会社
じゃぁどこの観光タクシーを手配すればいいの?と思う所だが、実際に私が利用したところがオススメなので紹介しておく。日本人に特化した「ブルーランカトラベルズ」である!
ここで注意点が一つ!代表がサミーラさんという名前なのだが、スリランカでサミーラという名前はありふれているようで、他の観光タクシー会社でも「サミーラのタクシー」なんて表現が出てくることがあるが、私が紹介するのはあくまでこの青いゾウマークの「ブルーランカトラベルズ」なのでお間違えないよう!
こちらをオススメする理由はこんな感じ。
- 日本人の特性を理解している(時間にきっちり、など)
- 日本語が通じる(英語オンリードライバーでもいざとなったらサミーラさんが翻訳に入ってくれる)
- カーWiFiも無料
私のドライバーさんは日本語はNGで英語スピーカーの方だったので(私よりよっぽど上手い)やりとりは基本英語でしていた(必要に応じて翻訳アプリ使ったり)
だが、ホテルの件で困ったことがあり(Booking.comのトラブル)サポートをタクシードライバーさんにお願いしたのだが、いかんせん私の英語力が足りないし、なかなか込み入った状況だった。そこでドライバーさんがサミーラさんに電話→私が日本語でサミーラさんに説明→サミーラさんがドライバーさんに説明、みたいな感じで対応してくれたのだ!
サミーラさんの日本語は、私が聞いても自然な感じで(日本語ペラペラな海外な人、とはまた一線を画したさらにその上の感じ)日本語の曖昧な表現や空気感までよみとってくれて、それを翻訳してくれたので本当にありがたかった!ちなみに過去に日本に住んでいたことがあるそうなのだが、いやいや、10年住んでもそこまでネイティブ日本語発音できる人そうそういないぜ…って感じである。まじ尊敬だ。
あくまで相談は申し込みしてから
なお、サミーラさんは自分もドライバーとして活躍しながら、他のドライバーのマネジメント、ツアーの予約対応やトラブル対応など、自分の目が届く範囲でおひとりでやられているので、手広くやっている訳ではない(そこがまた信頼できる)
なので、予約するか分からない人のアドバイスに時間を割くことは難しく、あくまで予約してくれた人のサポートに全力となるので、お願いしたい人はとりあえず予約してから相談するのをオススメする。
私は予約後(予約と同時にクレカ決済)、観光や移動は午前中のみ、午後は基本一人でブラブラ&ゆっくりしたかったので、もともとツアーとして設定されている観光地をばっさばっさとカットしてもらったりした。LINEでサミーラさんと相談できるのだが、私はLINEが使えない(やってない&登録もできなかった)のでWattAppで対応していただいた(日本人の大半はLINEを使ってるはずなので、私が超少数派だと思う)
経緯としては、どうしてもここでタクシー手配したくて予約時に「LINEが使えないけど、どうしてもここでお願いしたいからGmail対応してもらえないか?(即時対応できないなどは了承済)」とコメントして申し込んだら、WattAppは使えますか?連絡が来て、結果そちらでやりとりした感じである。WattAppはホテル(ヘリタンス・カンダラマ)でも使ったし、スリランカ行くなら入れておくとおいいと思う。
私が申し込んだプラン
ちなみに私が申し込んだプランは、【3泊4日-8】シーギリヤ/ダンブッラ/ピンナワラ/キャンディで、81500LKR 〜(約39,062円〜)である。基本的な目的がヘリタンス・カンダラマの宿泊なので、極力観光プランが少なくあまり色んな都市を回らないこちらにした。

カーWiFi
カーWiFiはサービスとして付帯しているので申し込み不要だ。ドライバーさんにWiFi繋げたいと言えば、ネットワーク名やパスワードを教えてくれるので、それにつなげばOKだ。
ちょっと詳しくないが、WiFiというかドライバーさんのスマホにデザリングしてる感じかなという印象だった。接続はなんら問題なく車外に出てもドライバーさんが一緒に移動してる場合は、そのスマホに繋がってると思われ、タクシー行動している間は基本WiFiがずっと使える感じである。
ということで繰り返しになるけど、サミーラって言葉にだまされないでね!ブルーランカトラベルズ、だからね!
飛行機は香港経由のキャセイパシフィック
最後に航空券だが、私は香港経由でコロンボ空港に行くルートにした。航空会社はキャセイパシフィックである。このルートにした理由はこんなだ。
- ワンワールドがよかった(マイル貯めてるから)
- 直行便はスリランカ航空しかなく、スリランカ航空は色々もごもご…
- 香港のキャセイラウンジも堪能したかった&ついでにちょこっと香港
直行便は成田からスリランカ航空が飛ばしているので(スリランカ航空はワンワールド)本当はそれで単純往復するのが一番早い。だが、色々口コミをみていると不安がよぎるスリランカ航空(他の航空会社はバンバン飛んでゆくのにスリランカ航空だけ8時間遅延とか…)
スリランカ航空はビジネスなのにエコノミーみたいな価格な時があってお得!なんてYoutubeでも見かけたりしたが、私が探した時点ではそんな料金はなく、普通のビジネス運賃だった。そこで目をつけたのがキャセイである。
ちょうどセールもやっていたし、深夜時間帯のフライトを利用予定だったのでフルフラットで寝たくてキャセイのビジネスを手配した(チケット代は29万位)
紀行の方で詳しく書くが、香港乗り継ぎ時間はちょっとやそっと遅延しても問題ないほどに時間をとり、あまりにあまった乗り継ぎ時間はキャセイのラウンジでまーったりのんびりすごしたり、香港島に繰り出して買い物などをしてきた。スリランカ行くついでにキャセイの本拠地ラウンジ堪能&香港プチ観光ということである。
いやー本拠地だけあってキャセイの香港空港ラウンジまじでいいからさ(特にザ・ピアが広くて私はお気に入り)5時間とかならあっという間だよ。もちろんシャワーもあるしバーカウンターもある。

eSIMの事前手配
最後となるが、スリランカで使えるeSIMの手配である。空港で物理SIMを買おうと計画している人が多いと思うのだが、一人旅であれば保険として最小単位のeSIMを契約していくことをオススメする!物理SIMを買う予定の人であっても、保険のつもりで1000円位のプラン買っておいて、使わないで済んだらそれは安心代だったと思おう。というのも、私が実際に苦労したからだ!
私が今回使ったeSIMはUbigiというもので、うまくアクティベートできなくて困るというトラブルがあったが、結局スマホ再起動したらさくっとつながった(深夜でそこまで頭まわらんかった)アクティベートできてからの繋がり具合とかはなんら問題なかったので、一応私の紹介コードをはっておく。これを使うと20%OFFになるようだ。
M97U47YW
ただ、私も誰かの紹介コード使おうと試したのだが、何故か有効期間外とか言われて使えず結局ウェルカムコード10%OFFを使ったので、うまく使えなかったらすまん(その際は「Ubigi ウェルカムコード」と検索すれば出てくるのでそちらをどうぞ)

私がUbigiにするにあたって参考になったnote記事があるので、そちらもはっておく。

保険のeSIM手配を勧める理由
コロンボ空港お作法の方でも書いているが、まず、コロンボ空港のWiFiがぶちぶち切れて私は全く使えなかった。しかも買っておいたeSIMがうまくONにできず(再起動したらサクッとつながったが、それに気づいたのは数時間後)ホテルのお出迎えの人と連絡もとれず、非常に焦ったのである。
でも、空港で物理SIM買えば問題なくない?空港のSIM売り場は24時間営業だし、と思うかもしれんが、そのお店は入国手続きを終えて出た先にある。そして、入国審査で詰む場合があると空港WiFiは繋がらない、現地SIMもない、お迎えの人に連絡もできない、調べものもできない、という現代人にとってなかなかきびちいことになる。
いやいや、日本人は入国審査さくーって進むって聞いてるよ?って人もいると思うが、自分は問題なくても自分の前の人が詰んだらその列に並んでいる人、もれなく詰むのだ。
私は目の前の人がひっかかり別室送りとなり、係員も一緒にどっかいっちゃって我々の列は放置プレイ、そして時間は深夜0時過ぎという経験をしたのだ!すぐ戻ってくるかもしれないし、戻ってこないかもしれない。他の係員が補充されるわけでもない。えーどうしよー。だったのである。
こういう時の為の保険である。
ということで旅行準備編でした!(2)以降もポチポチ書いてくぜー。
スリランカ旅行2025年6月|現在地(1)
◀一つ前|コロンボ空港お作法編

▶次|(2)執筆中
↓チャータータクシーはここがオススメ!
↓今はどうか知らんが、今年初めの段階ではアプリが全くつかえんかった
