フラミンゴの庭 MAYAです。
スリランカの国際玄関口である通称コロンボ空港(正式名:バンダラナイケ国際空港/Bandaranaike International Airport)を初スリランカ一人旅で利用したのだが、事前に調べていったものの結構あたふたしたので、自分が「え?!」ってなったことや困ったことなどを記しておく。
特に出国手続きの流れが他の一般的な空港と違うので注意!比較対象としては、私が行ったことのある香港、アメリカ、イギリスあたりである。
入国より出国がディープだったのでそちらをメインに書くが、最後に入国についてもすこし書いておく。とくに私のように深夜着になる人には参考になるかもしれん。ちなみに2025年6月時点の情報である(ほぼテキストだ、すまん!)
出国について私のオススメの流れと注意点を先に書いておく(詳細は記事を追ってくれ)
- スリランカルピー1万円未満(≒20,000ルピー)は日本円に換金してもらえない可能性大!使いきれ!
- カウンターは3時間前にならないと基本開かない。最初の保安検査を通過せずその時間まで時間をつぶせ!カウンターエリアは椅子が激少で立ちんぼの可能性大!(他の空港と流れが違うので、詳しくは記事を読んでくれ)
- 搭乗口直前にも保安検査があるのでペットボトルとか買い込むの要注意!
- 空港WiFiは使えない前提でゆけ!
記事内のリンクは最後にまとめて貼ってあります。
コロンボ空港の公共WiFiは微妙
大事なことなので最初に。コロンボ空港の公共Wifi、めちゃくちゃブチブチ切れて繋がらなかったので、基本使えないという心がまえと準備で挑むことをオススメする。
特に注意すべきは入国時だ。
私は入国時、eSIMのUbigiがうまくONにできない上に公共WiFiが繋がらない為、迎えに来ているホテルの人に1時間以上連絡できずに放置して待たせるということをしてしまったのだ!しかも深夜だ!
多くの人が、入国して空港内の通信会社カウンターで現地SIMを買うつもりの人も多いであろう(Youtubeでもそういう動画多いし)だが、そこは全ての入国手続きをクリアして荷物もピックアップした先である。入国審査で色々あるとまじで詰む(私がそうだった。前の人が別室送りになり係員も行ってしまい、そのまま放置される私たちの列、深夜0時過ぎ…という)
複数人だったりツアーだったりスリランカ慣れてる人とかはいいと思うが、一人旅で初めてのスリランカでしかも送迎頼んでいて連絡取りあう必要がある人なんかは、保険のつもりで最小単位のeSIMを契約しておくのをオススメする。1000円位で安心が買えるのであれば安いものだ。
今回使ったUbigi、結果再起動したらさくっとつながったのだが(再起動しようという思考まで深夜なのでたどり着けなかった)繋がり具合とかは問題なかったので、わりとオススメである。

建物に入るのにチェックがある
イメージしにくいかもしれないが、空港の建物に入る際にチェックがあり、羽田や一般的な国際空港のように建物に誰でも入れる、という訳ではない。
コロンボ空港は電車駅などが直結しているわけではないので、ほぼ空港に来る人はタクシーや送迎の車で空港前に到着することになる。
そこからターミナルビルに入る入口(2個所しかない)に迷彩服の人が立っており、飛行機に乗る人は搭乗券もしくはeチケット控えを見せる。
現地っぽい人達がレシートみたいなのを見せて続々入っていくが、あれは多分見送りの人で、空港に入るためのチケット(入場券)を購入してそれを見せているのである(出発到着ロビーともに)そう、空港には飛行機に乗る人とお金払ったお見送り・お出迎えの人しか入れないのだ!
到着口出てすぐネームプレートがずらり…は少ない
つまり、よく空港到着口で見かける荷物ピックアップして到着出口出たらネームプレートを持った迎えの人がずらりと待っている光景、あれはコロンボでは皆無である。なぜなら、中に入るのにお金がかかるからだ!私が深夜着だったこともあるかもしれないが、なんせ入場が有料である。なかにはお金払って中に入ってお出迎えするサービスもあるかもしれないが、そうでないところが多いであろうと推測する(実際私のお迎えも建物外だった)
空港送迎を頼んで、待ち合わせ場所が郵便局(POST OFFICE)と指定されることがあると思うが、そこは空港から外に出た場所&分かりやすいからである(私は深夜だった為迷った。入国の方で後述する)
ルピーから日本円への換金はきびちい
出発ロビーの入口のチェックをクリアして建物に入り、人の流れに沿って進むと左右に20店舗ほどだろうか、両替所やお土産やさん(スパセイロンもある)が並んでおり、旅行で使い切れなかったルピーを日本円へ換金したくなるところだが、なかなか厳しいのだ!(ちなみに日本国内でルピーに換金できないので、スリランカ国内で両替するしかない)
そもそも日本円を取り扱っていないところもあるし、取扱があると言ってもあるのが1万円札のみ、みたいな感じなので、数千円日本円に換金してもらうのは諦めたほうがよい(もし、してもらえればラッキーレベル)
私は5000ルピー(≒2500円)ほど換金したかったのだが「あーイチマンエンしかないね」と言われた。
なので到着時にいくらスリランカルピーに両替するかは、よく考えたほうがよい。
ちなみに私はスパセイロンでハンドクリームや石鹸、売店でクッキーなどを買い、残りの細かいお金は寄付した(寄付箱がある)

空港カウンターに行く前にセキュリティチェックがある
出国の一般的な流れだと、航空会社のカウンターに行って登場手続きしたり荷物預けた上で、セキュリティチェック(保安検査)となるが、コロンボ空港はまず最初にセキュリティチェックがある。便宜上これをセキュリティチェック①とする(なお、このセキュリティチェックで終わりではないので、要注意だ。搭乗直前に②がある、後述する)
過去のテロの影響からかはわからないが、とにかくセキュリティチェックを通らないといわゆる飛行機に乗る流れが始まらないので注意。もちろん手荷物全部機械に通すよ(どでかいスーツケースも。手荷物預けはまだこの先である)
セキュリティチェック①では、腕時計もはずす感じ。液体物をいれた所定のサイズのビニールは外に出さなくてOK。本当はだめだろうけどペットボトルもひっかからずに通ってしまったという記事もみたので、明らかにやばい武器とそういうのをチェックしているのかなと推察する。
空港カウンターは基本3時間前オープン
ゆるやかな国なので色々と時間がかかる為、出発時間に余裕を持って空港に到着する人が多いと思う。
まだ4時間前だけど、とりあえずセキュリティチェック①を通過して航空会社カウンターが開くのと1時間くらい座って待とうかな、なんて思ってる人にピピピー!

セキュリティチェック①を通過した先は椅子の数が激減するので、少なくとも3時間前あたりまでセキュリティチェック①通過する前の椅子が沢山あるところで座って待つのがおすすめだ!
セキュリティチェック①を通過してしまうと、右側の方に30-40席位(多分)しかないと思ってくれ。

しかも一度そこに足を踏み入れたら、戻れない&カウンター手続きするまで進めないので、完全にそのエリアに閉じ込めとなる。しかもペットボトル処分してるから水飲めないし、あまり長居しないほうがよい(多分売店もなかったように思う)
あ、トイレはあるよ。
大体のカウンター手続きはスリランカ航空の職員が対応
私はキャセイだったが、チェックイン手続きをしてくれたのはスリランカ航空のスタッフである。推測であるが、カウンター業務をスリランカ航空にまるっと委託しているのではないかなと思う。
他の空港だと、該当航空会社の制服に身を包んだ現地スタッフが対応することが多いが、ばりっばりのスリランカ航空ユニフォームだ(私はお腹が冷えないのかいつも気になる)
カウンター番号もカウンターがOPENしないとわからない
国外であれば、ヒースロー空港のJALカウンターは*番、みたいに決まっているイメージでいたが、もちろんここでは違う。
ずらーっとカウンターは並んでいるが、どのカウンターになるかは頭上のモニタにCheck-In開始とともに表示されるまでわからないのである。
数分前にぎり察知できるとすれば、スタッフがゴロゴロゴローっと「キャセイ エコノミー/ビジネス」みたいな立て看板を転がしてきてセットしはじめるので、お!あそこか!ってわかる感じである。でもほんと数分前だけど。
カオスな順番待ち列
私はキャセイだったのでわからないが、フラッグシップのスリランカ航空だとカウンターが早めに分かるのか、カートに載せた荷物だけが20個ほどカウンター待ちしていた(人はいない、荷物だけ)
ある程度の時間になったらそこにわらわら人が来たが、あまりにローカルルールなのでちょっと私たちにはハードルが高すぎる。本当は写真を撮りたかったのだが、強面のセキュリティの人が2人位荷物のまわりにいたので、びびって写真とれなかった。
カウンターがOPENしたら手続きをして、上のフロアに上がって出国審査。特に何も聞かれることなく終わる感じ(適当な感じにパスポートは投げて返される。嫌味ではなく単に遠くまで手を伸ばすのが面倒なだけっぽい)
その先には免税エリアが広がっており、基本店員さんはおしゃべりしてるかスマホみてるので、必要があれば声をかけよう。
搭乗手続き直前のセキュリティチェック
ラウンジでまったりしたり、買い物したり、各々の過ごし方で時間になったら搭乗ゲートへ向かう。ここで最後の難関、セキュリティチェックと搭乗のセットだ。
斬新すぎてびっくりしたので、どんなだったかお知らせする。
搭乗ゲートへてくてく向かうと、その搭乗口専用のセキュリティゲートがある。入る段階でまずパスポートとチケットをチェックされ、中に入るとセキュリティチック②である。時計もはずして靴も脱ぐ必要がある。

そして、セキュリティチェックなのでペットボトルの水を破棄する(OH!Noooo!)
機内で飲もうとラウンジから2本水を持ってきたのに、そのままゴミ箱に捨てた。もしかするとリュックとかに入れっぱなしだとセキュリティ通っちゃうかもしれないけど、一応NGのハズなので水は持ち込めないと思っておこう。
セキュリティを通過したらもうすぐその先が搭乗ゲートである。イメージ的に6畳位しかないスペースでみんな靴はいたり荷物ピックアップしたりばたばたしてるからカオスな感じ(さらに搭乗口に並ぶ列も居る)
免税店で大量に買い物とかしてると最後にこれが待ち受けているので、心してかかろう(必要なものはすぐに出せるようにしておくとか。水物ジップロックをカバンの奥底にしまわないように!)
エコノミーと上級クラスが分けられる
パスポートとチケットを見せて搭乗手続きをすると、非常に分かりやすい乗客の振り分けがおこなわれる。
待合スペースが区切られており、プレミアムエコノミー以上(多分)やステータスホルダーなどの優先度の高い人はこっち、エコノミーはこっち、みたいに待つ場所が分けられているのだ。
へー、上級会員だからそれは嬉しいわ、なんて浮かれていてはいけない。上級会員エリアの椅子は少なく、のんびり来ると座れないので注意だ。とはいえ、もちろん先に機内へ案内されるので、仮に座れなくてもそんなにまたなくて済むと思うが。ただこれは定刻出発したからであって、遅延した場合はわからん(ちなみにスリランカ航空は遅延すると思っていた方が精神衛生上よいと思う。定刻だったらラッキー位で)

ラウンジレディのアドバイスに注意
航空会社のラウンジを使う人へ、私の体験から一つ注意である。私はビジネスだったのでラウンジでのんびりしていたのだが、初めての空港だしぶらぶら周りも見たいしと思って出発時刻の55分位前にラウンジを出ようとした。
Thank You Bye〜って行こうとすると、ちょいちょい、あなたのフライト何?って呼び止められた。CX612だけど?というと「まだ行っても早いから(まだここにいろ)」って感じで言われた。
最初はそれはどうも親切に、と思って戻ったのだが、フライトレーダーで過去履歴を見てると定刻より早く出発してる日も結構あったので、やっぱり搭乗口に向かおうと出口に向かうと、また呼び止められる。
はっきり何を言われたかわからないが、キャセイはまだだし、エコノミーじゃないならそんな早くいかなくていい風なことをいわれた感じだった。
振り切って出てしまってもよかったのだが、目がマジだったのでしぶしぶラウンジに戻る。トイレいっとくか、とトイレを済ませて何気なくモニタを見たら私の便の表示が「GO TO GATE」
おいおいおいー!ゲートに行けってなってんじゃん!
これは振り切ってでも行くしかないと、ディスプレイがGO TO GATEになってるし、周りのお店も見たいからもういくわ、って言ったら「あっそ」って感じで見送られた、
ただ、私に声かけたのは2人いるうちの1人だったので、人によるかもしれないことを付け加えておく。
そしててくてく向かうと、搭乗口前にセキュリティの列ができていた。
やっぱりラウンジ出てきてよかったー!と思ったけど、この空港に慣れていて勝手がわかってる人にとっては、先程のラウンジの人のアドバイスの感じでも搭乗は間に合うだろうことを付け加えておく。
ただ、コロンボ空港はそんなに飛行機が混んでいないのか、搭乗が済んだらさっさと出発しちまうぜーって感じの印象を受けたので(なんのためらいもなくプッシュバックが始まり。もう?って感じだった)定刻を信じてラウンジでぎりまでいると、自分が慌ただしい目にあうかもしれないなと思った次第である。
入国時の注意点
そして最後になるが入国時の注意点である。繰り返しになるが、空港WiFiは使えないかもしれないと思って挑もう。
そして私のようにホテルに送迎などを頼んでいて、待ち合わせ場所がPOST OFFICEの場合、場所は建物の外なので注意だ!羽田とかの感覚だと、建物の非制限区域エリアに郵便局あるのかな?って思うけど、違うから。空港はお金払わないと入れないのでPOST OFFICEを指定してくる人は空港内に入らない為にそこにしてるのだ。
これを理解していないと、え?郵便局どこ?ってさまようことになるし、流れに乗って進んだら外に出ちゃって、POST OFFICE見落とした?!って建物に戻ろうとしたら強面の人に「おいおいー!なにしてんねん!」って呼び止められるよ。
まさに私がそうだったからな!(ちなみに出てすぐの所には銃を持った人もまじでいる)わわわーすんまんせん!POST OFFICEどこですか!?って聞いたら「あっち」って指さして教えてくれたけど、これが深夜便だと外暗いから色々不安なわけよ。
とはいえ24時間空港だから外にも人はわんさかいて、暗くて怖いみたいな感じではないのだが、とにかく暗いとどこに何があるのかが視認できない。あっちって言われた方向にずんずん進んでなんとかPOST OFFICEに辿りついて、連絡なしで待たせたホテルの人にも会えたけど、ほんっと焦った。
とはいえ照明あるでしょ?と思うだろうが、夜間の屋外の明るさを日本の成田などと想像してはならん。日本が明るすぎるってのもあるが、もっと必要最小限で想像以上に暗めだ。だから昼間なら簡単に見つけられるものが夜間は視認しずらい。
コロンボ空港はコンパクトだから分かりやすいとかそういう記事を見て安心してたけど、こんだけ「えええー!?」ってことがあったので、どなたかのスリランカ旅行のお役に立てば幸いである。
定番あれこれとオススメ動画
他のブログなどでもよく書かれているがさくっと書いておく。まず、ライドシェアアプリのUberとPickMeは両方入れて、日本にいる間に登録完了までしておこう(電話番号が必要になるので)
PickMe登録のコツとしては、クレカ決済しないのであればクレジットカード情報は登録しなくてよい。スリランカでしか使えないアプリ(多分)だし、セキュリティ的になんとなく心配だし、そもそもスリランカは現金社会なのでクレカだと配車を結構な率でキャンセルされる。
私は現金登録で手配したが、それでも運転しながら「CASH?」って1/2の確率で聞かれたので、現金で支払うつもりでいた方が無難である(走り始めてすぐに確認されることが多かった。カードだって言ったら降ろされるんか?)
トゥクトゥクとかもこのPickMeで乗れるし、流しと違って値段交渉の必要もないのでPickMeはスリランカでは必携アプリだ。スリランカはチップ文化ということもあり、私がPickMeで乗った時はだいたい100単位まで端数は切り上げて払っていた(265だったら300とか。ちなみに300ルピー≒150円とかだ)
あと、私はクレカ登録もしてないので、名前はニックネームのMAYAで登録した(本名で登録した後に変更した)私の日本の名前は発音しずらいし、そもそもこのMAYAという名前は海外で使うようにつけた名前なのである。
基本的にトゥクトゥクとか街中でめちゃ声かけられるが、透明人間になればよい。ツーンと無視するのではなく、そこに何もない・見えないかのようにふるまうのだ。そして必要ならポチポチとPickMeで呼べばよい。
余談だが、バリバリエンジンふかしてトゥクトゥクは走るので、長距離(30分以上とか)乗る場合は人によってはマスクしたほうがいいと思う(喉系弱い人は注意)私は基本トゥクトゥクは10-15分程度の距離しか乗ってないが、うがいしたいなーってめっちゃ思ってたので。
最後にめちゃ参考になるコロンボ空港の動画をみつけたので貼っておく!トラベルエンタメ系でなく駐在人によるリアルな分かりやすい動画で、めちゃ参考になるよ!コロンボ空港のUber乗り場の場所とかもね。ほんとこういう動画有難い!!
あと、YKKさんの最新動画でBooking.comの詐欺について上がってたのでそっちも貼っておく。知らんかったー気を付けよう。
にしてもお作法難しいぜ!コロンボ空港!
余談だが、このテキストは香港のキャセイラウンジで深夜便を待ちながら眠い目をこすりつつ書いている。シャンパンがきいた…(ラウンジ堪能した話などは、スリランカ旅行本編で)
↓Ubigi、再起動してつながったのはホテルついてからだぜよ…
