フラミンゴの庭 MAYAです。
歯医者を変えるのって勇気いりませんか。過去のカルテもあるし、変えた先の歯医者がいい歯医者さんとも限らない。
でも、現在の歯医者が腕がよく、丁寧だとしても、行くたびに叱られるとしたら、どうでしょう。
まさに母がこれで悩んでいます。
母はそこそこの年齢(70代後半)ということもあり、歯の耐久度も落ちてきており、色々ガタがきている。決して手入れをサボっている訳ではないけど、そもそもの歯の強さや、噛む癖など、自分ではどうにも出来ないこともある。歯医者に行くたびに叱られる。叱られるという表現は微妙に違うかもしれませんが、お察しいただけるでしょうか。
医者に「はぁ〜(あんなに大変な治療したのに、またこれか)」みたいな態度を取られるの。
歯医者さんも人ですから、そうなる気持ちも分からないではないですが。
相談できない
母と私は同じ開業医に通っているので、先生のことは私もよく知っています。はっきり物を言うけど信念があり、丁寧で、対処療法ではない適切な処置をしてくれる先生。
この評価は私も母も共通なのですが、母の歯にはこの丁寧で対処療法でないことが仇になっている様子。
処置してもらってもダメになる。先生が一生懸命治療してくれたから所だから大事にしたいけど、不可抗力でダメになる。これはもう避けられない。でも、次歯医者に行った時に叱られる(遠回しに責められる)
今、母は見える部分の歯がダメになっています。やはり歯が1本ないだけでも人から見られた時、とても気になる。それに息が抜けてしまって喋りずらいとのこと。恒久的な治療が無理なら、とりあえず見える所だけどうにかならないか、という相談を先生にしたくても、折角治療した歯をダメにした、なんて言葉をかけられていたら、言い出せない。うちではインプラントはやらないし、これ以上は大学病院に行くしかないね、と言われたとも。
うむむ…
対処療法でいい
母としては、年齢も年齢。とにかく見える部分の歯を対処療法でどうにかしてもらって、それが1年しか持たなくてもいいんです。部分入れ歯をして違和感を感じながら、喋るのも食事も苦痛な生活をしなくてはならないのなら、対処療法でしばらくの期間ストレスなく過ごせればいい。これは子供として見ていて本当に痛感。
日に日に萎んでいく母親。
とにかく歯は大事。喋る、食べる、人に見られる(現在はマスク着用で基本的には他人から歯が見えませんが)母と6月にリッツカールトン日光に行く予定ですが、今のままじゃ食事も色々考えないとな、と思っていた所。
歯医者を変えるという選択
母が別の歯医者に行こうかな、と言い出しました。とにかく叱られるのがもう嫌だと。相談したくても取り付く島がなくて相談できない。
そりゃ毎回叱られていたら萎縮してしまって、相談できないですよね。結果、他の歯医者に行ってみて現在対処療法中。長くは持たないかもしれないけど、とりあえず毎日が無難に過ごせるかもしれない。
世代による歯医者選び
母に、あなた(私)は今の歯医者の方がいい、と言われました。今回母が行った歯医者は、怖い先生よりは色々緩いけど、対処療法はしてくれる、といった感じでしょうか。来ている患者さんも高齢者多めのよう。
まだ人生にそこそこ先がある私は怖いけど丁寧な先生の方がいい。でも、対処療法で今を快適に過ごす為には、それなりの先生(処置)でいい場合もある。これは今回母親を見ていて痛感。
もちろん根本対処は大事です。でも、そこを追求するあまり、高齢者の日々のQOL(Quality of life)が下がるのは、本人が求めているものと違う。とにかく今をどうにかして欲しい。いま、処置してもらったものが炎症起きずにしばらく持てば、対処療法でどうにかなりそうです。
たかが歯、されど歯。
本当に大事。
今の処置が落ち着き、6月のリッツカールトン日光のダイニングで母と過ごせる日を願って。
本日もお読みいただき有難うございました。
↓リッツカールトン日光の予約の話はこちら