コロナ禍でお家時間が増えたし、家で楽しめる趣味とか、ペットとか欲しいな。
でも犬猫となるとうちはペット禁止だし、お金もかかるし、何かいいのないだろうか。
そう思っている方。
ビオトープはいかがですか。
ビオトープとは、語源はギリシア語からの造語、bio(命)+topos(場所)=biotop、英語だとbiotopeと表記します。
簡単に言ってしまうと、庭先などの水槽の中で水、水草、土、メダカなどを使って一つの生態系を作りあげ、そんなに手をかけなくても、そこでサイクルが回っていくようにしたものです。
水槽と聞いて一般的な方が思い浮かべるのは、こんなイメージではいでしょうか。
熱帯魚が泳いでいて、ポンプやライト、ヒーターが設置された大きい高そうな水槽。
こちらは一般的にアクアリウムと言います。
ビオトープはもっとラフな感じで、アクアリウムが血統書付きの室内犬なら、ビオトープは庭の小屋に住む番犬の雑種のポチ、みたいな感じでしょうか。
基本的にはヒーターもポンプもライトもなくて大丈夫。
ライトは日光を使います。ポンプは自然の風。
3月はビオトープを始めるのに絶好の時期。
ビオトープのメリット・デメリット
メリットを挙げると、こんな感じです
- 初期投資が家計に優しい(安く済む)
- 継続する費用もさほどかからない
- 想像以上に癒される
最初に必要なものとしては、鉢・水草・石や土・メダカ・スポイト・メダカの餌位です。
どんな鉢を選ぶかにもよりますが、数千円の鉢にすれば全て購入しても1万円切るくらいです。
スポイトは必須。GEXのこちらオススメ。
私は火鉢でもビオトープをやっていますが、実家の納屋に不要な火鉢が転がっているかもしれません。リサイクルショップなどでも売っていたりします。
必ずしもホームセンターで鉢を購入しなくても、いろんなもので楽しめます。
ただ、水量は水質安定・メダカの為にもあった方が良いので器は大きめがオススメです。
こちらの動画は、みているだけで癒されます
デメリットは、こんな感じ
- 水換えや水質管理など、手間がかかる
- メダカが病気になることもある
- ハマりすぎてどんどん鉢が増える可能性がある(メダカ沼)
- 飼いきれなくなっても絶対に川などに離してはいけない
生き物、植物を扱うので完全放置というわけにはいきません。それなりに手間はかかります。
もし飼いきれなくなった時は、誰かに譲るなり、寿命を見届けてから辞めるなりする必要があります(メダカの寿命は2-3年位でしょうか)。
メダカなんてその辺の川にもいるし、問題ないんじゃ無い?と思う方もいると思うのですが、売られているメダカは交配された自然種でない為、自然に川に生息している天然種の生態系に影響を与えてしまうからです。
メダカにも性格があるし、ちゃんと懐く
メダカを飼ったことが無い方は想像しにくいかもしれませんが、メダカもそれぞれ性格があります。
元気いっぱいなタイプ、おっとりしているタイプ、鈍臭いタイプ、穏やかなタイプ
5匹購入したら2.3パターンの性格は必ずいます。
職場の同僚が最近、ビオトープを始めたのですが、性格の違いにびっくりしていました。
性格があるのは分かったけど、犬猫みたいに呼んでくるわけじゃ無いし。ペットとしてはねぇ。
そんなことありません、懐きます。
最初は警戒して姿を見るとサッと隠れてしまうのですが、徐々に「この巨人のような奴は餌をくれるだけで攻撃してこない、いい奴だ」そんな感じに認識されます。
私は餌をあげる時に、鉢の縁を2回叩いてからあげるのですが、慣れてくるとコンコンと叩いただけでスーッと上に全員集合します。
かわいいです。
朝起きて、全員いるか点呼(個体数の確認)は、メダカをやっている人の定番儀式。
この本を読むと、心が暖かくなるしビオトープを始めたくなります。ビオトープ抜きにしてもオススメ一冊。
本日もお読みいただき有難うございました。