【ロスジェネ世代】正社員で甘やかされてきた私が派遣社員で現実に直面 そして今思うこと(前編)

【働】仕事のこと
当ブログではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しています

おはようございます、MAYAです。

私は就職氷河期世代、ロスジェネ世代と言われる世代の40代。

運よく高卒で希望の会社に入社し、リストラにあうまで12年間、仕事を辞めたいと思ったことがないという、今思うとすごいラッキーな環境で働いていました。

別に給料がよかったという理由ではありません。ただ、仕事が楽しかったんですね。

そんな会社からリストラにあったので、正直どうしていいかわかりません。ずっとここで働き続けられると思っていたので。

初めてのリストラを機に、色々な働き方をしてきた私が、最近改めて気づいた自分の気持ちについて。

「逃げ恥」のみくり、見ていて痛いほど気持ちが分かったものです。

本日もお付き合いよろしくお願いします。

とにかく働かなければ

最初はゆっくり探そうなんて考えていましたが、1ヶ月経つ頃には社会人スキルが落ちていくような気がして、早く仕事しなきゃ!という気持ちに襲われる。

高校を卒業してから初めての無職です。長期休暇とは訳が違います。

今思うと、仕事をしていない不安感からだと思うのですが、いてもたってもいられない。

ちょうどその頃に知り合いから派遣会社を紹介され、派遣社員として仕事を始めることに。

そこで、正社員で何も知らなかった私の無知が、まぁ出てくる出てくる。

無知の金庫、オープン!

これまで天引きされていた税金ってなに?

今までは、全て会社が税金の処理をしていてくれたので、私は手取りだけを意識していればよかった。ところが今度は住民税を自分で納付しなくてはいけない。

健康保険も以前の会社のものを任意継続していたので、そちらの支払いも。とにかく、支払うものがたくさんある。

一体、何種類の支払わなければならない税金があって、年間いくら支払ったらいいのか、わからない!

人事あたりで働いていた方なら当然の知識なのかもしれませんが、そちら以外の畑で成長した私には初めてのおつかい状態。

こんなに毎月払うんですか!?

派遣社員イロハ

正社員時代には派遣社員の方と仕事をしており、当時篠原涼子さんの「ハケンの品格」というドラマを見ながら、ふむふむなんて思っていた。

しかし自分が派遣社員になってみると、本当に色々なことを考えなくてはならず、これまでの私の考えの甘さを痛感。

1番大きいのは、時給である、ということ。

正社員時代は月給でした。休みが多かろうと少なかろうと、基本給は変動しないので手取りはほぼ変わりません。

しかし、働ける日数=お給料に直結する派遣になってからは、この月は何日働ける日があるかを、まず手帳に記載。

20日ならまだいいですが、18日はきつい(この2月なんてまさにそう)

1日減ると1万円は減るような感じですので、単純にマイナス2万円。

稼働日 イズ マネー!

しかも派遣社員は、すぐに有給休暇を派遣会社から貰えるわけではなく、その派遣会社で半年働かないと貰えない。

正社員の方はそれを知らない方が多いので(それぞれの派遣社員さんの状況によっても違いますし、仕方ないのですが)気軽に「休んでいいよー」と言ってくださる。

えぇ、善意で言ってくれているのはわかっています。

ですが、私はまだ有給がないので休むと1日1万円減るんです!

年末はガッツリ休みをとる大手の会社に派遣社員で入ったので、人によっては12/22が年内最終出社日なんてのもザラ(以前は天皇誕生日が12/23だったので、そこを区切りに休みに突入)

正社員の頃はいそいそ年末休暇に入っていましたが、今は、出来る限り出社したい。電車も空いてるし、何よりお金減っちゃうから。

ただし、派遣社員だけで出社するのはNGで、必ず誰か社員がいなくてはいけないというルールがある。

そうすると、うちの部署は28日からは誰も出社しないから、派遣さんも休んで、と言われたら、それは泣く泣く従うしかない。

派遣社員にとって年末年始などの長期休暇は嬉しくないのです(私は嬉しくなかった)

交通費は自分持ち

よく正社員の人が、派遣さんは時給良くていいよねーなんていう人がいる。

よくあるのが、その方が見ているのは派遣会社からの請求書で、当然派遣会社のマージンが乗っていますので、その金額が私達に入るわけではない。

もし、実際の派遣社員の時給を見て言っているとしても、その金額=正社員の手取りと勘違いしていることがあります。

しかも正社員は交通費は会社から支給されます。

交通費、めちゃくちゃ計算します

派遣社員は自分で交通費を払います。

ですので、時給と交通費のバランスはものすごく考える。

  • 都心に行くほど時給が上がる、ただし交通費もかかる
  • 都心から離れれば交通費も安い(家から近い)けど、時給が下がる

とにかく通勤時間を短く!という人なら至近エリアで仕事を探すでしょう。

都内勤務を選んで、高い交通費で結果的に至近エリアと同じ手取りになっても、定期券は残る。

休みの日に出かけたりするのに交通費がかからないというメリットで都内を選ぶ人もいる(私はこちら)

派遣社員になってからは、これまで会社がやってくれていたこと(納税)、会社が払ってくれていたもの(通勤費)などを自分で全て管理しなくていけないので、かなりお金に関して知識を取りに行くよう。

派遣で働きながら次の派遣先を探すことの難しさ

派遣社員はどんなに頑張っても3年しかいられませんから、次の職場のことを常に意識しています。

そもそも長期という求人であっても3ヶ月更新なので、今保証されているのは最長で3ヶ月後の私のみという状態。長く正社員で甘やかされてきた私には、落ち着かない毎日。

どこにも属していなくて、安定していない、不安定な自分。

今思えば、当時の私はこれが一番辛かったように思います。

私が接した大多数の派遣仲間は、正社員になることを切実に熱望していました。それは私もそうです。

リストラという形で最初の職場を失ってから(センチメンタルな表現ですが)、ずっと正社員になりたいと日々願っていましたが、そうコロコロ転がっている訳ではありません。

できる限りのツテは頼ったものの、険しい正社員の道。であれば少しでもお給料のいい派遣で、少しでもお金を貯めよう、と思うものの、ここにも派遣の壁があったのです(今は変わっているかもしれませんが)

甘くないよ 派遣社員は

派遣は契約終了の1ヶ月前までに、次の更新をするか双方(私と企業)の確認があります。

例えば、3月末までの契約であれば、2月中には双方の意向確認を終える必要があります。大体2月半ばには、派遣会社に更新するかどうかの希望を伝える感じでした。

もし、今回更新せずに4月からは新しい派遣の仕事をしたいとすると、2月中には仕事を決めていなければならない。そうしないと更新の確認タイミングが来てしまうからです。

ただ、1.2月に4月以降スタートの求人を探そうと思って派遣会社のサイトを見ても、大体スタート1ヶ月前位の案件しか出てこないのです(あくまで私の当時の状況です)

つまり、4月以降の求人は3月になって表示されるので、2月の段階では次の派遣先を見つけることすらできない。

次の仕事が見つかるかわからないけど、更新しない、を選んで次の仕事を探す

というリスクを犯さない限り、派遣で他の仕事につくことが選べなかったのです。これには本当に頭を抱えた。

この記事を書くにあたり、最近の派遣求人サイトを覗いて見たところ、現段階で4月スタート案件も載っていました。状況が少しでも改善されているのであればよかったです。

長くなりましたので、続きはまた明日。自信をつける為に私がやったことなどを書きたいと思います。

本日もお読みいただき有難うございました。

↓ランキングに参加しています。派遣あるある、分かるー!と応援ボタン(博士)を押していただけると励みになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

↓最初の正社員時代のお金の失敗話はこちら

恋愛の事で悩めるのは、お金の悩みがないから
おはようございます、MAYAです。 賛否両論受けそうなタイトルですが、これは私が20代の頃に何かで見かけたフレーズです。お金と愛を比べるのは、ローマ時代からあったでしょうし、この先も続くでしょう。 大体の愛はお金に負けるお金に負けるとは思わ...
タイトルとURLをコピーしました