制服化を始めたのが2015年だったと思うので、かれこれ7年目でしょうか。毎年試行錯誤しながら現在も継続中です。
それまでは、多くの女性が経験しているであろう
洋服があるのに、着ていく服がない
家を出たもののコーディネートが気に入らない
に悩まされていました。
買っても買っても洋服が足りない日々。
そして物ばかり増えていき、部屋がカオス…自分の部屋の散らかりからは目をそらし雑誌やネットの素敵記事に踊らされ、また買う(エンドレス)
私もそうでした。
20・30代は迷走時期
私は雑誌オリーブの愛読少女でした。
大好きで隅から隅まで繰り返し読み、勉強に使えばいい集中力と記憶力をそちらに向けていました。
おかげで市川実日子さんのオリーブ初登場の時も強烈に覚えていますし(今も好きです)、当時まだ関西ボーヤだったと思われるKinkiKidsが登場した白黒ページのお二人のビジュアルも思い出せます。
しかし、当時はお金もないし、紙面に出てくる服や小物を憧れの眼で眺めるばかり。
そして20代はじめ。オリーブは読まなくなったけど、働き始めていたのでお金も自由に使える。
少しずつではありますが、やっと好きなスタイルの服が買えるように。
そして20代後半から30代、迷走がスタート。
次から次へと飛び込んでくる素敵な情報に踊らされ、徐々に増えていったお給料で買う日々になっていきました。
そして買ってもすぐ着なくなる、着る服がない、というスパイラルに。
素敵と好きの違い
そしてある日ふと気づいたのです。
雑誌やショーウインドウ、街中で見かける人のファッションを目で追う瞬間、2つの感情のどちらかであることに。
- 1つ目は「素敵!」(バラを見て美しい!と思う感じ)
- 2つ目は「好き!」(そのファッション大好き!という心の声)
1つ目の感情で買う洋服は、大体着なくなる。自分に似合うかではなくて、ただその洋服(スタイル)が素敵だったから購入しただけなので。
しばらくして「この素敵な洋服を着ても自分は素敵にはなれない」と気づいた瞬間に熱が冷めるという現実。
悲しいかな、お店で試着した時はお店マジックがあるので、素敵な自分になれる気がしてしまう。
2つ目は、自分もそのスタイルが大好きで着たいし、かつ自分に似合うタイプの洋服です。
30代後半に骨格・パーソナルカラー診断を受けており、そこで自分に似合うタイプをプロに診断してもらいました。そこで、自分に似合うタイプの洋服が自分の好きなタイプと一致している事がわかったんです(なんてラッキー!)
しかもテイストが、オリーブを憧れて読みふけっていた17歳前後の私が好きだったスタイルだったのです。
シンプルでマニッシュ。
それが私の好きなスタイルです。
だったら好きな服だけ着ればいいんじゃない?
だったら、仕事でも普段でも着られるシンプルなシャツとパンツと靴を揃えればいいじゃない。
自分に形が合う服なら同じものを複数枚買えばいいんだし。そう思ったら即行動の私ですが、1つ気になることが。
それは毎日同じ服着てると思われたらどうしよう。
制服化を考えた人が一度は考えること。
当時、断捨離やミニマリストという言葉は既にあり、参考にする情報もネットにありましたので探索の旅に出た結果、私の出した結論は人は他人をそこまで見ていないし問題ないです。
実は私、無意識に人や物を観察して記憶するタイプです。さすがに通りすがりの人まで記憶はしませんが、毎朝駅のホームで見かける人などは前日の洋服をなんとなく覚えています。
目にする時間の長い同僚に至っては、上から下まで(もちろんピアス・ネックレス・腕時計・靴下まで)目に入れば記憶されます。私はこれが普通だと思っていたのですが、最近そうでもないという事が周りとの温度差で分かってきた。
それにもし逆で、私が毎日同じ洋服を着ている同僚を見たら観察したのち「あ、この人は同じ洋服を複数枚持っていてローテーションで着ているんだな。靴もパッと見茶色だけどキャメル色とこげ茶で2足だし」と判断する。
いざ制服化
私の職場はヒールである必要はありませんがスニーカーはNGの為、足元は履き心地とデザインで納得した革靴を2足。
シャツは身体に合ったシンプルなものを3~4枚(洗濯が間に合わない問題回避の為。ただし4枚以上は不要)
パンツ(同じもの)3本、靴下3セット。
通勤に使う腕時計は1本(旅行やカジュアル用にもう1本ありますが、仕事の時は使わない)
これらのシャツ、パンツ、靴下、靴はどれと組み合わせても合うようなベーシックな色合いで揃えているので、どれとも合います。
あとは朝これをサッと着るだけ。ノーストレス。
気分を変えたい時はアクセサリーなどで調整します。本当に快適になりました。
ある日同僚に「私、制服化してるんだけどさ」と言ったところ、そうなの?と返される始末。あぁ…ほんと皆、そんな見てないのね。
洋服については他にも自分でシステムを決めているのですが、それはまた後日。