おはようございます、MAYAです。
賛否両論受けそうなタイトルですが、これは私が20代の頃に何かで見かけたフレーズです。お金と愛を比べるのは、ローマ時代からあったでしょうし、この先も続くでしょう。
- 大体の愛はお金に負ける
- お金に負けるとは思わないけど、お金がないと（お金があれば）しなくていい喧嘩をする
数々の名言を見かけたり聞いたりしてきていますが、私が本日のタイトルを見かけた際に反応したのは、当時の私はお金の悩みがあったから（いわゆるクレジットカードのキャッシングです）。よく再現ドラマとかで「最初は食費の足しに、ほんの1万円だけのつもりで…（主婦）」みたいなのがありますが、ほんとあれですね。目的が食費かどうかはともかく、最初は少額借りてすぐ返せばいいや、って思うんです。それが段々麻痺していって金額が増えていって、気づいたら来月の給料全部使っても払えない金額になっていた。
借金で悩んでるなんて誰にも言えなかった
トータルして5年位はカードローンから抜けられなかったように思います（思い出したくないんでしょうか、あまり詳しく記憶に残っていない）。親にも友人にも、誰にも言っていません、言えませんでした。お金を返すという事はどこかを削って捻出しなくてはならないのですが、そもそもお金が足りないから借りてるのであって、そう簡単に削るって…できないんですよね。
誰かに相談できていれば相談した手前、頑張って返済プランを実践しなくては！みたいなフラグが立つのかもしれませんが、相談していないのですべて自己完結。自分との闘いです。そして悲しいことに人は慣れる生き物で、借金がいやなハズなのに借金している自分に慣れてくる。
それ、カード会社の作戦ですから
そんな状態で返済プランを練って確実に毎月返済していくというのは、なかなか難しい。なんたってカードローン（リボ払いも）は毎月の返済額を自分で決められるので、毎月1万円と決めてしまえば「返済額の1万円＋利息」しか請求がこないのです。それを返しているだけで、返している気持ちになってしまう。危険！危険！ドラえもんがいたらタイムマシンを借りて当時の私のもとに行き、頬を平手打ちするところですが、当時の私はその罠にはまっていました。そう、カード会社の罠に。だって、ずるずる借金していてくれた方がたくさん利息取れますからね。
人が感じるストレス強度ランキング
そんな罠から抜け出せずにいた時偶然、人が感じるストレスの強度ランキングを目にしました。1位が家族の死別で、5位以内に100万円以上の借金、10位以内位に20万円以上の借金がありました（昔のデータなので今はまた違うかもしれません）。恋愛の悩み（離婚とか婚姻関係を伴わないもの）は10位以内にいませんでした。
それを見た時に今日のタイトル、恋愛の事で悩めるのは、お金の悩みがないから、が私の中でリンクしました。もちろん、人はそれぞれですから恋愛もお金も同じくらい死活問題で悩む方もいるでしょう。ただ、ここでいう恋愛というのは「彼が既読スルーばかりする」「最近彼の事がよくわからない」みたいな歌の歌詞に出てきそうな恋の類の方です。婚姻関係を伴う離婚の悩み（DVとか）などではありません。
いや！俺は愛する彼女の方が自分のカードローンよりも重要だ！という方もいるでしょう。でもフとこんな事が頭をよぎりませんか？楽しみなはずのデートも「あぁ、今日のデートでまた5000円出ていくな…」とか「俺が借金あるって知ったら、彼女はどう思うんだろう」とか。結局お金のことが頭から離れず心の底から楽しめない。それこそが悩みで上位に来てしまう理由なんじゃないか…当時の私はそう腑に落ちたのでした。
返済した私がやったこと
で、実際どうやって返済したの？と気になる方が多いと思うのですが、退職金で全額返済しました。
幸か不幸か私はリストラにあいました（人生初の離職）。有難いことにリストラ用の割増金もプラスされた退職金が出ました。退職金を受け取った私がまずしたのは、借金の全額返済。長年喉につまっていたお餅が、食道を降りていったような気分でした。息ができる！
でも、まだこれだけでは終わりじゃない。もう2度とこんな思いはしたくない！できないようにしなくては！と、所有しているクレジットカード会社全てに電話をかけ、キャッシング枠を0円にしました。
「0円にしてしまうと、また利用を希望される時に審査が必要になりますが…」と親切そうに言ってくれますが、キャッシングする私はカード会社にとってカモでしかないので、「大丈夫です！0円にしてください！」と、次々電話をかけます。増額は審査がいりますが、減額は審査なく電話1本で済みます。
とは言っても、どこにかけたらいいか調べるの面倒くさい…と思ったそこのあなた！カードの裏面には必ず問い合わせの電話番号が書いてありますから、そこにかければいいのです！もし担当が違えば、該当部署へ回してくれるか、電話番号を教えてくれます。さぁ今すぐカードを持ってきて、電話を手にしましょう。
今現在は、緊急時用（海外旅行時用＆お財布忘れた時用）として1～2枚だけキャッシング枠をつけていますが、それも上限は10万円に変更してあります。放っておくと、どんどん高額な利用枠に上がっていくので、確実に金額を下げておきます。
それ以降、私は借金をすることはなくなり、貯金も出来るようになり、最近はiDecoやNisaを使って投資も始めました。ただ今の状態に持っていくまでには、年月がかかりました。浪費癖っていうのはそう簡単に抜けるものでもなく、沢山お金が入ると「ちょっと位なら」という気持ちが出てきて、気づくと無くなっているものです。お財布に1万円札で入っている時は使うのしぶるし、何に使ったか覚えているものですが、1000円札に崩した途端に「何に使ったっけ？」となってしまうアレと一緒です。
コロナ渦で色々な状況の方がいると思います。浪費ではなく生活の為に一時的に借りるのはアリだと思います。ただ、私が陥ったような罠がある事をちょっとでも頭の隅に置いていただけたらと、恥ずかしながら過去の事を記しました。
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博士の一言：武富士ダンサーズとかいましたね
