づんの家計簿 貯金や家計管理に失敗するスーパーマリオドボン思考

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フラミンゴの庭 MAYAです。

づんの家計簿をはじめて約半年経った。そこで気づいたのだよ、貯金や家計管理に挫折する重大なポイントがあることを!本日はそれを自分への戒めの為にも声高らかに書いてゆこうと思う。

とにかく失敗しがちなポイントはこれだ。

目標設定をクリアできなかった時、急に管理が投げやりになって使ってしまう

これがどういうことか、具体例をあげつつ、それを避ける私なりの対応策などを書いてゆく(先月末、まさに陥りそうになり自分の理性を応援するためにもこの記事を書いた)

記事内のリンクは最後にまとめて貼ってあります。

1か0か思考に陥る

例えば家計管理。よーし、今月は食費を3万円におさめるぞ!と思ったのに20日の段階で3万円を超えてしまった。どうあがいてもあと10日、1円も使わずに生活することはできない場合、こうなりがち。

あーここまで頑張ってきたのに超えちゃった!来月からはまた頑張るけど残りの10日、もう3万超えちゃったから気にせず買っちゃえ!(主にクレジットカードなどで)

こうなるパターンだ。

これまでは1円、10円単位で吟味してスーパーやコンビニで買い物していたのに、急に大金が入ったかのように金額を気にせず使ってしまう。自炊せずにコンビニや外食したりとか。

これは極端な1か0か思考に陥ってしまうからだと思っており、目標額が達成できない=ゲームオーバー、あとは幾ら使っても一緒、みたいな感覚になってしまうからだ。

私はこれをスーパーマリオドボンと呼んでいる。

スーパーマリオドボン

1980年代のファミコン時代の話を引き合いに出すので世代違いの人には表現は伝わりにくいかもしれないが、どの時代も子供がやってることはさほど変わらないと思うので補足を加えつつ説明しよう。

ファミコンのTHE元祖のスーパーマリオ(1-1から8面まであるやつ)にはセーブ機能というものがなく、全滅したら最初からやり直しという非常にシンプルなルールとなっている。

幼少期、時間をもてあましていたTHEファミコン世代の私は幾度となくスーパーマリオをプレイ&クリアしており、暇だからこんな目標を掲げてプレイを始める。

今日は一機も落とさずクリアしてやる

意気揚々とプレイを始め、今日はキレッキレだぜー!と思いながらマリオをぴょんぴょんと操る(自分の身体も一緒に上下する)Bダッシュも華麗に決め、各面の最後の旗だって上の方につかまって高得点取っちゃう。

今日は行ける!と鼻息荒くプレイしている時にその悲劇は起こる。間が空いているブロックの隙間に落ちて♪テレッテ テーレーレーレー♪とさよならしてしまうのだ(もしくはノコノコに激突、まさかのクリボーに激突などもある)

これが2面とかだったらもう一度やる気が起きるのだが、6・7面位までいってると「あーあーあーもうやーめた!」って投げ出す(本当にコントローラーを投げ出す)途中1UPキノコとかも取ってるしプレーヤーはまだ残っていてゲームは続けられるのに。

これがスーパーマリオドボンである。

言い換えると、無謀な目標設定してそれが達成できなかった時、全てを投げ出すことである。

貯金にも言える

これは貯金にも言える。例えば毎月5万貯めて1年間で60万貯金しよう!と年初に目標を立てたとしよう。

厳しい月もありながら、なんとか毎月5万円を貯蓄口座に貯めていたが、予定外の特別支出が重なる月が出た。どうしても今月は貯金に5万を捻出するのが厳しい上に、なんなら貯蓄口座から1万位持ってこないと足りない

まず、毎月の5万が積み立てられないとわかった段階で「あーもう毎月5万の貯金なんて無理なんだよ!」とやさぐれはじめ、足りない1万円を貯蓄口座からおろしたが最後、その後貯金もやめてしまうし、貯蓄口座にせっかく貯めたお金もずるずる使ってしまう。これは実際に貯金に失敗した時の私の体験談であるが、同様の経験をしたことがある人も多いのでは?

一回貯金できない月があった&不足分でおろしたから、もうその貯金全てを投げ出す。

これもスーパーマリオドボンである。

プランBを用意する

これらのスーパーマリオドボンだが、冷静に考えればこうである。

  • 家計管理:その後幾ら使ってもいい訳ではい。使った分は後でクレジットカードの引き落としがあり残高は確実に減るのだから、残りの10日もきちんと適正な家計管理をすればいい
  • 貯金:たまたま特別支出があっただけだから(それに対応する為の貯金でもある)また来月から貯金を続ければいい

この冷静な判断が出来ず投げ出すという最悪の手に出るのを防ぐのが、プランBである。

プランAしか考えていないから、プランAが失敗した時に「THEゲームオーバー」となってしまうので、それであればさらなるプランBを用意すればいいのだ

プランBは最初から用意してもいいし、プランBが失敗しそう・した時に設定するのでも、どちらでもよい。

家計管理であれば、3万円のプランAは無理だったけど、3万5千円のプランBに変更!

貯金であれば年額60万円プランAを50万円のプランBに変更!

こんな具合だ。

家計管理でも貯蓄でもよく言われることだが無理な設定は続かない。どうしても最初は高い山ばかり見上げてしまって目標を大きく設定しがちになる。

始めたばかりで大事なことは、自分が無理なく続けられる金額がいくらなのかを探ることだ。

管理を始めた最初の年でプランA>B>Cと変更していき、1年経って総括してみたら自分はプランCがちょうどよさそう、と落としどころを見つける。翌年はプランCで継続していき、もし昇給したらその分をプラスしてプランDにアップデートしてもよい。

とにかくプランをアップデートしながら継続し、投げ出さないことが一番大事である。

そういう点では、家計管理初年度は目標はあまり設定せず、とにかく1年間いくら使ったか記録していくだけでも十分効果があると思う。記録していくとおのずと自分の使いすぎや使い方の癖に気づくし、1年間のどのあたりがお金が出ていくタイミングかなんてのもわかってくる。

電気代も時期で使う額が変わるように、全ての項目が毎月きっちり一定額で収まるわけではない。

そういった季節的なブレのある金額を把握する意味でも、とにかく1年、とにかく書き出してみることはおすすめしたい。

おまけ話として、昔カードローン時代に持っていた危うい感覚を思い出したので書いておく。

カードローンは当然借金である。仮に10万円借りていたとして、給料が入って2万円返済したところで、まだ借金は8万円もある(加えて高い利息もついてくる)

冷静に考えれば「8万円の借金が残っている」のでお給料が入るたびにさっさと返して全額返済すべきなのだが、思考回路がおかしくなってきて返済した2万円が貯金残高のように思えてくるのだ。

信じられないかもしれないが、本当である。

こうなってくると借金を返済するペースは落ちる。なんたって借金なのに貯金って変換してしまうから。

もちろん意識の中では借金ってわかってるんですよ。だけど、そういう風に一瞬でも変換してしまう思考回路が出来てしまう。

これ、私だけかと思ったら、たしか劇団ひとりさんの小説「影日向に咲く」にもそういう一説が出てきたので、借金してる人あるあるなのだと思う。

何が言いたいかというと、借金は想像以上にメンタルや思考に影響を及ぼすということだ。

もちろん借金など一度もせずに貯金を積み上げられる人もすごいと思うが、借金の苦しさを味わったうえでそれをきちんと清算し、そこから貯金していくのは「もうああいう思いをしたくない」という辛さを知ったうえでの貯金となるので、またひとしおである。

なお私は、借金を清算してすぐに全てのクレジットカードのキャッシング枠を0円にする手続きを取った(電話一本でできるんだよ。今は海外旅行に使うカード1種のみ旅行時の万が一用に最低限のキャッシング枠をつけている)

12月になり今年の総括をしたり、来年の予定を立てたりする時期であろう。スーパーマリオドボンにはご注意を。

↓この本を読むのと読まないのでは今後が変わってくると思う

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