コットンガーゼのカーテンを1500円で作る、北側日本家屋の部屋を布の力で明るく

【暮】暮らしのこと

フラミンゴの庭 MAYAです。

我が家は築50年程の日本家屋で、私の部屋は北向き。日がサンサンと入るわけではないのでどことなく暗いし、古い日本家屋ゆえ家の中も全体的にダークトーン。

日中はレースのカーテンをしておかないと丸見えになるので、よくある市販のカーテンを使っていましたが、なんか気に入らない。化繊の白の彩度が高いカーテンというのは、どうもテカテカする。それが嫌で生成り色っぽいものを選んでいたのですが、なんとなく部屋も暗くなる。

年末に障子を張り替えると、部屋が明るくなったと驚く。それは張り替えた和紙が真っ白だから。カーテンも同じことなのではないかと、レースカーテンを変える事に。

希望はこんな感じ。

  • 部屋を明るくしたい(白色度の高い白い布)
  • 化繊でなく天然繊維(綿か麻)
  • お安く
  • 簡単に

日暮里繊維街の生地屋トマトさんと、100円ショップ(マイナーなワッツ)を駆使し、1500円で大変満足いくカーテンが手作りで出来たのでご紹介。

なお、設置した窓は一般的なガラス2枚の掃き出し窓です。

そしてこうなった。明るい

本文内の記事リンク等は最後にまとめて貼ってあります。

購入したものはこれ

購入したものはこれだけです(針と糸は家にある前提)トータル約1500円です

  • 108cm幅 綿100%シングルガーゼ 4m
  • カーテンフック 3セット(6個入り)
これだけでカーテンはできる

布地

日暮里繊維街のトマト(本館)で特価のシングルガーゼを購入。

この色が一番実物に近いかも

私は実店舗(本館1F右奥)で購入しましたがトマトのオンラインでも販売しています。こちら特価で31円/10cm(310円/1m)ですので、4m購入した私は1240円

ちなみにトマトは日暮里に本館含め5館あります。

トマトのオンラインショップから借りました

カーテンフック

カーテンフックは色んな100円ショップで出していますが、私はワッツ(という100円ショップがあるのです)で見つけたものを使用。

ダイソーなどで売られている一般的なものは、布地をしっかり止められるように、歯がギザギザで凶暴なものが多い。だけどこちらはカフェカーテンのような軽いものを止める想定で作られているので、クリップタイプ(優しい)

左が今回使うもの。右が重さのある布もしっかり止める、がっつりクリップ

今回吊るす布地はシングルレースで繊細なので、ギザギザはちょっとなぁと思っていたところ、たまたま100円ショップのワッツでこれを見つけた。布地も軽いのでこれで十分吊るせます。

カーテンレールのフックが18個あったので、6個入りを3つ、330円

布地1240円、フック330円、しめて1570円です。

布地とフックの処理

大したことはしていませんが、一応私がやったことは全て書いておきます。

布地の処理

布地はまず水通し。洋服を作る訳ではないし、ただ布を吊るだけなので自然乾燥で完了。

水通し?と思った方に軽く説明すると、布地は買ってきたままだと歪んでいたり、生地の種類によってはかなり縮むので、それらを整える下処理のことです。詳しくは「布地 水通し」でググってみてください。

そしたら半分で裁断して、2mを2枚にします。

カーテンなので頻繁に洗濯することが想定されるので、両端を縫います(ミミはそのまま使うので、裁断部分の4箇所のみ縫製)

洗濯した時にほつれなければいいや程度なので、ざっとまち針で止めた後に、手縫いでざくざくなみ縫いしました。

とにかく針と糸で何かするのが苦手という方は、すそあげテープとかで力技で止めてしまうのもありなのではないかと。厳密にやれば手芸は細かい世界だけど、別に売り物にする訳でないし、自分がよければいいんじゃないかと。

ざくざくなみ縫い

あとはこれを適当な長さの所で折って、クリップでとめて吊るだけ。簡単簡単。

私が180cmの窓に対して、4mと長めに購入したのも、最初から余った部分は折って使おうと思ったから。短いとどうにもならないけど、長い分には折ればどうにでもなる。

こんな風に折って長さを調節する

フックの処理

フックはそのままだと引っ掛け部分の口が広く、カーテンレールから外れやすいので、かしめます。

左:購入した状態 右:かしめたもの

今回のクリップは細めなので手でもなんとかなりそうですが、ニッパーやペンチでぎゅっとやると早い。S字フックをかしめるのにも便利なので、ペンチはこの手の作業をする方は1つ持っておいても良いかも。

ぎゅっとしてかしめる
カーテンフックから外れにくくなる

私は縫い上がった後にもう一回水に濡らして脱水し、わざとシワシワになるように干してくしゃくしゃな感じにして吊るしました。

あえてのシワ感

買ってきた布の端を縫って、クリップでカーテンレールに吊っただけ。1行でも書けてしまう内容ですが、人それぞれやり方があると思うので、私のやり方を書いてみました。

日暮里繊維街へ行くなら

日暮里の繊維街は裁縫好きなら高まる街。とにかく右も左も布・布・布。

なお、小売はしてくれますが問屋街なので日曜などは空いているお店が少ないなど、観光地のつもりで行くと「あれ?」となる可能性があるので気をつけましょう。

あとは、とにかく身軽で(帰りは布地で荷物が重くなるので)歩きやすい服装でどうぞ(ひたすら歩くので)お店も沢山あるので、慣れていない方は色々な方のサイトでお店の特徴など掴んでから向かった方がいいでしょう。

また、繊維街でランチやお茶ができる場所はあまりないと思った方がいいので(歩けばスタバやドトールに当たる、みたいな場所ではない)食事は終わってから他エリアで取られる方がいいかも。

今はネットでも沢山の布が買えますが、やはり実際触って目で見て布地は選びたい。その点本当に布地が沢山ある(そして掘り出し物が多い)大特価コーナーでは1m100円の布地などもあるので、裁縫好きで行ったことがない方がいたらぜひ。

日暮里駅からすぐです。

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