成田凌さん、清原果耶さんW主演のオリジナル脚本映画。
ネタバレなしで感想を。
ドラマ「俺の話は長い」が好きな方は、好きだと思います。
私は最高に楽しませてもらいました。
外見は良いが、数学一筋で〈コミュニケーション能力ゼロ〉の予備校講師・大野。
まともじゃないのは君も一緒 公式サイトより
彼は普通の結婚を夢見るが、普通がなんだかわからない。
その前に現れたのが、自分は恋愛上級者と思い込む、実は〈恋愛経験ゼロ〉の香住。
全く気が合わない二人だったが、共通点はどちらも恋愛力ゼロで、どこか普通じゃない、というところ。
そして香住は普通の恋愛に憧れる大野に「もうちょっと普通に会話できたらモテるよ」と、あれやこれやと恋愛指南をすることに。
台詞の掛け合いがすごい
ドラマ「俺の話は長い」での生田斗真さんと清原さんのセリフの掛け合いが大好きだった私。
清原さん、早口になっても何を言っているかわかるし、表情もくるくる変わるし、テンポの緩急が心地いいし、可愛い。
この映画の予告編を見て、成田さんとのセリフの掛け合いが見たくて劇場に足を運んだのですが、期待を裏切らない内容。
劇場内、控えめな笑いに包まれ(コロナで皆遠慮がちな笑い)とても幸せな空間になっていました。
そして成田さんも負けずにすごい(早口も)
もっさりした予備校講師からパリッとした時の変化といったら。
とはいえ、元がいいので<見た目はいいけど残念な予備校講師>という設定ではありますが、人って服装と髪型で、こんなに変わるんだなと痛感。
成田さんも素敵だし、清原さんは可愛いし、とにかく画面が常に眼福。
女性から見ても見惚れる泉里香さんも加わり、さらに眼福。
女性の描き方がすごい
女性社会の縮図を、普通・普通じゃない、という視点を交えながらシニカルに、でもコミカルに描かれています。
- 女子高生の何気ない会話
- 女性の普通の反応
女性は「あるある!」と共感し、男性は多分「女性の会話って確かにこんな感じ…」と思いそうなことをぎゅっと凝縮して描かれている。
この本お勧めです
普通ってなんだろう
- 普通がすごいのだろうか
- 普通でいることが幸せなのだろうか
- 普通でいることが正しいのだろうか
色々考えさせられます。
それも重い感じではなくて、映画を見ているうちに自然とそう観客に思わせるサラーっとした感じ。
- 仕事に疲れている人
- 周りとうまくいかない人
- 夫婦間や家族に疲れている人
- 友達に疲れている人
どの人が見ても、それぞれの視点で響く部分がありそうな映画です。
ただ、人が早口で言い合っているのを見るのは苦手、という方には向きませんが、それ以外の方は宜しければ是非。
私はもう1回観るか検討中。
小泉孝太郎さんも絶妙です。
本日もお読みいただき有難うございました。
この漫画も疲れた時に最高。ebookjapanで試し読みできます。
映画館。
席の間隔を開け、マスクして、お喋りせず、皆感染拡大防止マナーを守って鑑賞していました。
セリフの応酬に観客がくすくす控えめに笑っている空間が、とても心地よかったです。
エンターテイメント業界を応援する為にも、気をつけながら、映画館にも足を運びたいですね。
母が「椿の庭」を観たいと言っていたので、次はそちらを観に行くことになりそうです。
この映画も本当に素敵(4/9公開)
劇場に足を運びたいと思う映画があるのは幸せ。