富司純子さん、シム・ウンギョンさんW主演映画。
母が富司純子さんが素敵で観てみたいということで、観てきました。
あらすじはこんな感じ。
かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚(シム・ウンギョン)と住む絹子(富司純子)。夫の周忌を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。命あるものはやがて朽ちる時がくる。家や庭の些細な変化や、過去の記憶に想いを馳せる日々の中、ある日絹子へ一本の電話がかかってくる――。
映画「椿の庭」公式サイトより
この作品の特徴としては、写真界の巨匠 上田義彦さんの映画初監督作。
構想15年、明かりは自然光のみで照明を使わないなど、こだわりが詰まった映像。
以下、軽いネタバレを含む、ほぼ映画以外の話。
相続税は血も涙もなくやってくる
冒頭、鈴木京香さん扮する娘さんの言葉で、相続税の話が登場します。
亡くなって10ヶ月以内に支払わなければならない
そう、それが相続税。
相続税を支払うだけのお金がなければ、なんとかしてそのお金を用意しなくてはならない。
そして税務署は待ってくれない(待たせると延滞金がつく)
地元でもこんな家を見かけます。
代々そこに住んでいて現在は駅前。しかも家の土地は広大。
気づくと家が全て更地になり、そこに建売住宅が十何棟と建っている。
そこに住んでいた家族は他へ引っ越すか、その十何棟のうちの1棟に住む。
これもまさに相続税の仕業。
駅前で広大な土地だと幾ら相続税くるのか分かりませんが(億?)普通の家でそれを支払う預金を持っている方が珍しい。
どうにかしてお金を作るしかない。
相続税が幾ら位かかるか調べたい
我が家も例外ではありません。
駅前に広大、とかそういうのではありませんが、農家ですし土地はいろいろ持っているので、多分相続税がくるはず。
でも幾ら?幾ら現金があれば払える?
相続税がこないレベルなのあれば、それはそれで知りたい。
まずは市町村の無料税務相談
お付き合いのある税理士さんなんていないし、どうすれば。
市の無料税務相談に行ってみました。
予約制で一人30分の無料相談、込み入ったことまでは相談できない。
たまたまその日の相談員さんが、私の地元で税理士をやっている方。
後日相続税の概算をやってくれることになりました。
お代は2-3万円程だったかと。
事前に必要な書類を準備し、3-4時間程かけて土地に発生する相続税(予想)を計算。
うむ、その位ですか(やはり発生)
実際の相続の際には他にも考慮することがありますし、税法改正になっているかもしれない。
この金額で済むとは限りませんが、大体が分かると安心。
10万なのか、100万なのか、1000万なのか
幾らか分からずにその日が来るまでビクビクするよりは、数万円で将来納付しなくてはならない税額が概算でも把握できるのは、本当に安心代として安い。
私は家の資産管理(私が一番数字に強いので)をしているので、資産(土地など)がどの位あり、税金を幾ら位払っているか把握していますが、そうでない方も多いと思います。
親のパンドラになっている方も多いのでは。
相続税は時間との戦いです(これは税理士さんに言われました)
10ヶ月というとあるように感じるけど、本当に時間がない。
金額が想像ついていれば、その資金を時間をかけて家族で準備しておくなりできますが、いきなりドーンという金額がきたら色々衝撃。
事前に準備したり調べられることは、やっておくに越したことはないかと。
映画の感想
富司純子さんの所作がひたすら美しく、凛としていて、見惚れます。
映像も確かに美しいのですが、監督こだわりの自然光のみでの撮影ゆえ、照明バリバリ映像を観慣れている身からすると「ん…暗くてよく分からないな」という部分があったのも確か(これは母も同意)
観客は60-70代の方が多いように見受けましたが、内容的にいろんな事が響きすぎて、なんとなく皆見終わった後口が重たい感じ。
最近相続で色々あってダメージ受けた方は…DVDになってからでもいいかもしれません。
母も後ほどこう言ってました。
私達世代には、ちょっと身につまされるわね…
私から誘った映画じゃなくてよかった(本音)
最後に大事なこと。
思ったよりも劇場内が寒く足が冷えました。
ブランケットの貸し出しも今はしていないですし、ストールなど膝掛けになるものをお持ちすることを強くお勧めします。
影の立役者みたいな話が好きな母。
次回は田中圭さん主演の「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」を5月に観に行く予定です。
こちらは金メダルに湧いた長野五輪スキージャンプの感動秘話を描く物語で実話。
絶対泣きそう。
↓ヒノマルソウルも1000円で観よう