築50年超の日本家屋に住む私が、ウールのラグを愛用する理由

【暮】暮らしのこと

おはようございます、MAYAです。

私は築50年超の日本家屋に住んでいます(実家です)。玄関が土間で縁側がある、田舎のおばあちゃんの家を想像してもらえれば、大体近いと思います。

そんな家で私の部屋はフローリングです。もともと畳だったのですが、子供の頃、畳張り替えのタイミングで親に頼んでフローリングにしてもらったのです。

憧れのフローリングに、こんな弊害があるとは、当時の私は考えもしませんでした。

湿気る

冬は寒い日本家屋です。それに当時私は部屋に一人用ラウンジチェアなどを置いていなかったので、くつろぐ時は床に直接座っていました(断捨離する前です)。

そんな状況ですので、コットンのラグ、綿の座布団を置いていたのですが、あっという間に湿気るのです。

ラグはしんなり、座布団は重たくなる。

この座布団が悪いのかな、と他の部屋(畳)の座布団を持ってくると、またすぐ重たくなる。

梅雨時だったからじゃないの?

いえいえ、冬もです。これは座布団のせいでない、私の部屋のせいだ。

畳の部屋は、畳で湿度調整などがされているのだと思います。ですが、私はフローリング。しかもその下はコンクリートでなく土です。湿気がダイレクトに上がってきてしまうのだと思います。

当時の私はコットン至上主義で、ウールのラグは全く頭にありませんでした。

むしろウールは暑そうだし洗えないし、私はNO。そう、頑なに思っていたのです。

ウールとの出会い

インテリアショップで、小ぶりなラグを見つけました。色も素敵。もちろん即買いはしませんでした。

写真を撮らせてもらい、サイズをメモし、一旦家で大きさなどを確認(私の物欲との付き合い方参照)。

それでも決心は揺るがず、再度足を運んで購入したのですが、不思議なことに数日経っても湿気らないのです。

なぜこのラグだけ?

改めて素材を見ると「ウール&麻」。麻の座布団カバーもしんなりした経験があったので、これはウールのおかげに違いない!

そこからウールのことを調べまくり、ウールのすごさを痛感。

やっとアタクシの魅力に気づいたのね

よく考えたらそうですよね、羊が暑さ寒さに耐える為に身に纏っている繊維です。吸放湿性があり、油分があるのでちょっとした水なら弾く(すぐ染み込まないので、手早く拭けば大丈夫)。

ウールの詳しい性質に興味を持たれた方は「ハグみじゅうたん」のサイトを見られると、ウールラグの特徴がよく分かると思います。

素敵なラグメーカー

私が最初に買ったウール&麻のラグは、デザインに一目惚れでした。

それは、デンマーク・コペンハーゲンのラグ専門ブランド「FABULA」(ファビュラ)のもので、ニュージーランド産のウールを使用しています。

もう、デザインがいいのです。北欧デザイン好きなら絶対だと思います。しかも割と買いやすいお値段。

そこから私はインテリアショップ巡りを始めました。

部屋に敷く、もっと大きいウールラグを買おうと思うけど、FABULA以外にもいいブランドがあるかもしれない。

ラグは大物です。やっぱりもう少し調べておけばよかった、と後悔したくないので片っ端からインテリアショップを物色です。

ラグは実物でないと質感がわからないので、実店舗を回ります。

旅先でもインテリアショップを見つければ足を運ぶ。

なかなかこれ、という物に出会えないでいた時、伊丹空港のACTUS(空港施設にインテリアショップACTUSが隣接しているのです)で、出会いました。

そしてそれは、FABULAのラグだったのです

また アタクシだったのね

飛行機の時間ギリギリまで、ラグを触り、遠くから眺め、写真をとり、サイズをメモります。そしてACTUSは関東にも店舗があるので、欲しくなれば取り寄せてもらえるだろうと、羽田空港に戻りました。

羽田に着く頃には買うことは決めていて、あとはサイズをどうするかだけ。近所のACTUSに出向き、ラグのサイズ展開を調べてもらい、家に帰ってメジャーでサイズ感を確認。

ラグで劇的に部屋は変わります

お店にオーダーをし、取り寄せてもらった物をウキウキ家に持ち帰り敷いて見ると

部屋が全然違う。良い!

本当にラグ1枚で部屋の印象が大きく変わるのです。

ちょうど同時期にV6の三宅健さんがL.L.Beanのラグの紹介をしている雑誌を見たのですが、同じように「ラグは手軽に部屋の印象に変えられる」と言われているのを見て、そうそうそう!と首を振ったのを覚えています。

私の部屋は実質4畳半です。

部屋は6畳なのですが1.5畳分が生活動線(通路)になっているのです。

昔は丸見えで本当に嫌だったのですが、今はマルチクロスなどで仕切って、部屋のようにしています。

その4畳半の為に購入したのは、140×200cmサイズの、ウール&麻のものです。

大きすぎると扱いが大変、かといって小さすぎても寸足らずと言うことで、このサイズにしました。部屋の印象を決めるには十分の大きさです。

具体的にどんな感じか

私の部屋のラグ達(実際の配置)

上記写真は私の部屋です。左上から時計回りに。

  • 足元用ギャッベ(緑・茶)
  • 大きめギャッベ(ベージュベース)
  • きっかけになったFABULAのミニサイズ
  • 部屋で一番大きいFABLAの太ネイビーストライプ(伊丹空港で見つけたもの)

大きさの違うラグを複数枚持っており、それらを重ねたり、ずらしたりしながら季節やレイアウトの対応しています。もう1枚FABULAのラグ(細いネイビーストライプ)があるのですが、それは現在母親スペースに貸し出し中。

FABULAだけでは日本家屋の冬は辛く、ギャッベを買い足しました。こちらも本当に暖かく、かつ夏も暑苦しくない。これらのラグは1年中部屋にあります。

別アングルから

これを機にウールの凄さに目覚めました。

ウールは真冬のものをいう固定概念を捨て、インナーとして夏にも着ます。ラウンジチェアの座面を張り替える時もウール100%の物に張り替えてもらいましたが、夏場もサラッとしていて快適です。

今時の戸建てやマンションであれば、このような湿気る問題はなく、コットンのラグなどでも十分快適なのではないかと思いますが、我が家のような環境の方の参考になれば嬉しいです。

買っても買っても欲しくなる、それがラグ

↓ウールのインナーの話はこちら

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